
レッドブルF1、勝利を求めた一手が裏目に「サンパウロ予選惨敗」の背景を語るメキーズ
角田裕毅とマックス・フェルスタッペンが予選Q1で敗退した2025年F1第21戦サンパウロGPを経て、レッドブルのチーム代表ローラン・メキーズは「スプリント後に行った大幅なセットアップ変更が裏目に出た」と説明した。
インテルラゴスで行われた予選では、2台ともがQ1で姿を消すという、2006年日本GP以来、実に19年ぶりの異例の結果となり、フェルスタッペンは日曜の決勝を16番手から、角田は19番手からスタートすることになった。
「もちろん、誰もこんなことを予想していなかった」とメキーズは振り返る。「ここに来て以来、我々はずっとクルマの状態に不満を抱えていた。フリー走行、スプリント予選、そしてスプリントレースのすべてで苦しんでいたことは周知のとおりだ」
フェルスタッペンは直前のスプリントを4位でフィニッシュしており、優勝争いに加わることは難しいとしても、少なくともトップ5圏内の競争力を発揮していた。だが、それでもレッドブルは、トップ争いに返り咲くために攻めの姿勢を崩さなかった。
チームは予選に向けてセットアップを変更。角田がスプリントで試した高ダウンフォース仕様のリアウイングは十分に機能せず、最終的にフェルスタッペンと同じ低ダウンフォース仕様へ戻す判断を下した上で、両者のマシンにさらなる調整を加えた。
しかしながら、フェルスタッペンはQ2進出にわずか0.066秒届かず、角田はフェルスタッペンから0.308秒遅れた。
「すぐ背後の集団とは戦える状態ではあったものの、このままでは勝利を争うのは無理だった。そこで予選を前に少しリスクを取り、クルマをより良い位置に戻せるか試した。だが結果は裏目に出てしまった」とメキーズは説明する。
「これが現状だ。リスクを取るときには、時に代償を払うことになる。常にうまくいくわけではない。痛みを伴うが、そこから学び、改善することができる」
「大幅な変更だ。なぜなら、今朝より上位を狙うためには、それくらいのリスクを取らなければならなかったからだ」
「結果は真逆に出てしまった。微調整ではなく大幅な変更だったと言える。我々は常にそうした大胆なアプローチで戦ってきた。それが我々のレースのやり方だ。時には痛みを伴う」