角田裕毅、14位も見えた光明「改善の余地は大きい」“実験と収穫”のサンパウロGPスプリント―レッドブル巻き返しへ

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2025年F1第21戦サンパウロGPのスプリントで14位に終わった角田裕毅(レッドブル)は、結果よりもデータ収集を優先したレースだったと振り返った。

レッドブルは週末を通してダウンフォース不足に苦しみ、特にマックス・フェルスタッペンがタイトル争いの真っ只中にあることから、予選までに競争力を取り戻すことがチーム全体の最優先課題となっていた。

前日のスプリント予選で18番手に沈み、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコの期待に応えられなかった角田は、スプリントを前にパルクフェルメ規定下でセットアップを変更。ピットレーンからスタートした。

国際自動車連盟(FIA)によると、「フロントウイング/ノーズ・アッセンブリ」が従来とは異なる仕様に交換されたという。

スプリント序盤、角田は周回を重ねるごとに前走車との差を広げられる苦しい展開となった。新しいセットアップの有効性に疑問を抱くような滑り出しだったが、終盤にはリアム・ローソン(レーシング・ブルズ)を猛追。惜しくもオーバーテイクには至らなかったものの、0.372秒差の14位でチェッカーを受け、改善の兆しを示した。

角田はレース後、今回のスプリントを「実験の場」と位置づけていたことを明かした。

「有益なデータを集めることに焦点を当てていました。今回のレースでは、クルマ全体のパフォーマンスを引き上げるために少し違ったアプローチを取りました」

「特に僕自身がそうですが、チームとして今週末は苦戦が続いていますので」

前日のフリー走行1回目でのクラッシュに加え、スプリント予選ではSQ1敗退と、苦境に立たされていた角田だが、このスプリントを通して次につながる材料を得たようだ。

「改善できる余地はかなり大きいと思います。今回のセットアップからはポジティブな面とネガティブな面の両方が見えたので、それをしっかり整理して次につなげたいと思います」

決勝レースに向けた予選は日本時間9日午前3時に開始される。スプリントで得たデータを基に、角田とレッドブルがどこまでパフォーマンスを回復できるかが注目される。

シート争いの正念場を迎える角田にとって、予選と決勝は残留を懸けた貴重なアピールの機会となる。データ収集に徹したスプリントが、巻き返しへの布石となることを期待したい。

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