角田裕毅「チームとして何かを間違った」最下位に沈んだサンパウロGP予選を総括、深刻なグリップ不足に苦戦

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FP1でのクラッシュ、スプリント予選でのSQ1敗退に続き、2025年F1第21戦サンパウロGP予選で最下位に沈んだ角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、チーム全体としての判断ミスが敗因につながったとの見解を示した。

「タイヤが全く機能しなかった」

予選後、角田はマシンの根本的な問題として「グリップ不足」を挙げた。

「温度が低いコンディションの中で、特にセクター1ではあまりのグリップの無さに驚きました。全くタイヤが機能しなかったんです。何が起きていたのか、これから分析する必要があります。今日は本当に何もできませんでした」

19番手最下位に終わった予選を経てピットレーンを歩く角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年11月8日F1サンパウロGP(インテルラゴス・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

19番手最下位に終わった予選を経てピットレーンを歩く角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年11月8日F1サンパウロGP(インテルラゴス・サーキット)

苦戦を強いられたのは角田だけではなかった。チームメイトのマックス・フェルスタッペンも、直前のスプリントでは4位に入る競争力を見せながら、Q2進出には0.066秒届かず、16番手で敗退した。

フェルスタッペンがQ1で敗退するのは2021年ロシアGP以来4年ぶりであり、純粋なペース不足による敗退はF1キャリア初。さらに、レッドブルとしてもダブルQ1敗退は2006年日本GP以来、実に19年ぶりという屈辱的な結果となった。

敗因はチームとしての判断ミス

レッドブルのチーム代表ローラン・メキーズは、今回の予選結果について「スプリント後に行った大幅なセットアップ変更が裏目に出た」と説明。優勝争いへの復帰を目指して取ったリスクが、結果的にパフォーマンスの低下につながったとしている。

レッドブルは予選に向けて、スプリントで得たデータを基にセットアップを調整。角田が試した高ダウンフォース仕様のリアウイングは効果が薄く、最終的にフェルスタッペンと同じ低ダウンフォース仕様へ戻した上で、両者のマシンにさらなる変更を加えた。

少なくとも角田にとって、自車に加えられたこの変更は「スプリントで感じていた制約の一部」を解消する効果をもたらしたものの、一方で低い路面温度も相まって「新たな問題」が発生。結果的に深刻なグリップ不足に陥ったという。

角田は予選に向けたセットアップ変更について、「少しは良くなった気がするので、その点ではポジティブです」と前置きしながらも、こう続けた。

「残念ながら、僕らはチームとしておそらく、何か間違ったことをしてしまったのだと思います」

止まらぬサンパウロでの苦境

角田にとって、今週末は“試練の連鎖”が続いている。金曜のFP1ではわずか4周目でクラッシュし、28分間の走行時間をロス。スプリント予選ではSQ1敗退に終わり、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコから「少なくともSQ2進出を期待していた」と失望の声を浴びた。

スプリント本戦ではデータ収集を目的にピットレーンスタートを選び、14位でフィニッシュ。そして迎えた予選では、スプリントで得たデータをもとにしたセットアップ変更が機能せず、再びQ1敗退。角田自身が「災難の週末」と言い表す通りの状況が続く。


レッドブル勢が衝撃のダブルQ1敗退を喫する中、2025年F1サンパウロGP予選では、ランド・ノリス(マクラーレン)がポールポジションを獲得。2番手にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続く結果となった。

決勝レースは日本時間11月9日(日)26時にフォーメーションラップが開始され、1周4309mのインテルラゴス・サーキットを71周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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