
2025年F1モナコGP《決勝》ハイライト動画:トップ3の顔ぶれ、3年連続でスタート順と変わらず
モンテカルロ市街地コースで行われた2025年FIA-F1世界選手権第8戦モナコGPでは、前日の予選でコースレコードを打ち立てたランド・ノリスが自身初となるモナコでの勝利を飾った。これによりマクラーレンは、モナコでの最多優勝記録を17勝に伸ばした。
地元出身シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、今季最上位となる2位表彰台を獲得した。ドライバーズ選手権をリードするオスカー・ピアストリは、3位でフィニッシュ。ランキング2位のチームメイト、ノリスとの差は3ポイントにまで縮まった。
トップ3フィニッシャーがスタートポジション順と変わらなかったのは、これで3大会連続となった。
一方で、3セットのタイヤ使用義務を課す試験的なルールが導入された今大会は、例年とは異なる変則的なレース展開を生んだ。その影響もあり、チームメイト同士が連携し、チームとしてのポイント最大化を狙う戦略的な駆け引きが随所で見られる内容となった。
決勝:ハイライト動画
1周目、ガブリエル・ボルトレート(ザウバー)がポルティエのタイヤバリアに突っ込み、バーチャル・セーフティーカー(VSC)が導入された。
9周目、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)がヌーベル・シケインで角田裕毅(レッドブル)の右リアに追突。コース上に散乱したデブリ回収のためにダブルイエローが提示された。ガスリーはリタイヤしたが、角田はレースを続行。17位でフィニッシュした。
フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)の今季初ポイントはまたしてもお預けとなった。6番手を走行していたものの、39周目のラスカスで突如失速。バリアの隙間にマシンを止めてリタイアした。
次戦スペインGPは日本時間5月30日(金)のフリー走行で幕を開ける。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。