2024年F1カタールGP《予選&スプリント》ハイライト動画:幻のポール、恩返しのトップチェッカー
2024年のFIA-F1世界選手権第23戦カタールGP予選では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が12戦ぶりのポールポジションを手にしたかに思われたが、「不必要に低速で走行」したとして異例の1グリッド降格ペナルティを受けた結果、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールを獲得した。
予選:ハイライト動画
土曜の予選は、前日のスプリント予選とは大きく異なる結果となった。この背景には、今季よりスプリント後にパルクフェルメが一旦解除され、予選を前にクルマに変更を加えることが合法化された点が上げられる。
直前のスプリントで8位フィニッシュに終わり、1ポイントを獲得するに留まったフェルスタッペンは、予選に向けてセットアップを調整。この変更が奏功し、Q2をトップで通過すると、Q3の最終アタックで1分20秒520を記録してトップを奪取した。
角田裕毅(RB)は15番手ギリギリでQ2進出を果たした。その後のQ2では全セクターを自己ベストでまとめ一時10番手に浮上するも、マグヌッセンやザウバー勢、アロンソがラップを改善した結果、14番手に後退してQ2敗退となった。
スプリント:ハイライト動画
チェッカーフラッグ目前、レースを終始リードしていたランド・ノリスは、チームからの指示に反してスピードを落とし、コース脇に寄る形でチームメイトのオスカー・ピアストリに勝利を譲った。ブラジルのスプリントでピアストリが勝利を譲ってくれたことに対する「恩返し」だった。
ピットレーンからのスタート時、ピットライトがグリーンに変わっても動き出さず、後方コラピントに先行を許したセルジオ・ペレス(レッドブル)は、残り5周でピットに入り、フロントウイングを交換した。
2024年F1カタールGP決勝レースは日本時間12月1日(日)1時にフォーメーションラップが開始され、1周5,419mのロサイル・インターナショナル・サーキットを57周する事でチャンピオンシップを争う。DAZNとフジテレビNEXTが生配信・生中継する。