Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.
メルセデス来季筆頭候補アントネッリ、F1イタリアGPでFP1デビューへ
フェラーリ移籍が決定しているルイス・ハミルトンの後任筆頭候補、アンドレア・キミ・アントネッリは、モンツァ・サーキットで行われるF1第16戦イタリアGPでメルセデスW15をドライブし、FP1デビューを果たす見通しだ。
アントネッリの母国イタリアの報道によると、今週末のオランダGPの決勝当日に18歳の誕生日を迎えるアントネッリは、W13やW14での一連のプライベートテストを経て、イタリアの観客の前でハミルトンに代わってフリー走行に出走する。
若手ドライバーのテスト機会拡大を目的に、2022年よりF1競技規定はチームに対してグランプリ出走2戦以下のドライバーを年に最低2回、金曜フリー走行で起用する事を義務付けている。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の獲得の可能性が限りなくゼロに近づく中、メルセデスが2025年のジョージ・ラッセルのチームメイトとしてアントネッリを選ぶ公算は高く、イタリアGPに向けてはFP1の出走と合わせて契約の正式発表が行われる可能性も否定できない。
デビューが決定した場合、メルセデスは来季に向けた準備の一環として、アントネッリを可能な限り多くのFP1に出走させるかもしれない。シーズン後半戦は市街地サーキットやスプリントが立て込んでおり、実質的にチームがフリー走行で若手を起用できるのはモンツァを除くとメキシコとアブダビの2回のみだ。