Courtesy Of McLaren
ランド・ノリス、日本の伝統修復技法「金継ぎ」ググる…フェルスタッペン優勝杯破損事件を経て
ランド・ノリス(マクラーレン)は自らの過失により壊してしまったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の優勝トロフィーを、4万ユーロ(約631万円)を支払って代替品を用意するのではなく、自らの手で修復する事を検討しているのかもしれない。
ノリスはF1ハンガリーGPの表彰台でのシャンパンシャワーの際に、約半年の制作期間を経て完成したハンガリーの老舗磁器工房「ヘレンド」による4万ユーロ相当の磁器製トロフィーを誤って破壊してしまった。
ノリスが表彰台に叩き落してシャンパンのボトルを開けようとしたところ、その衝撃で台に置いてあったフェルスタッペンのトロフィーが床に落下。無惨な姿に成り果てた。
チェッカーフラッグから3時間を経てノリスはInstagramのストーリーに1枚のスクリーンショットを上げた。それは割れた陶器を修復する日本の伝統技法「金継ぎ」をググり出てきたWikipedia内の「Kintsugi」に関するページの抜粋だった。
金継ぎは漆によって継ぎ合わせた部分を金で装飾する事で、欠損を逆手に取って新しい造形とする実に日本らしい修復技法と言える。
ノリスはレース後の会見の中で冗談交じりに「マックスが端っこに置いたからじゃない? 分からないけど、それで倒れたんだと思う。僕の問題じゃないよ。あれは彼の問題だ!」と責任をなすりつけていたが、割れたトロフィーを持つ自身の写真を上げたフェルスタッペンのInstagramの投稿に「本当にごめん😂🙏」とコメントを寄せ謝罪した。