デ・フリース「全体的にパフォーマンス不足」14番グリッドもズルズル後退
F1第10戦オーストリアGPスプリントを17位で終えたニック・デ・フリースは、レッドブル・リンクでのアルファタウリAT04は全体的にパフォーマンスが不足していると主張した。
14番グリッドについたデ・フリースは1周目に2つポジションを落として16番手に後退。その後、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)とローガン・サージェント(ウィリアムズ)に交わされ18番手にまで順位を落とした。
17周目にスリックタイヤに交換して19番手からの巻き返しを狙ったが、ターン1~3区間のロングストレートで他を圧倒する時速324km/h超を叩き出すなど、直線での優位性を誇るウィリアムズFW45をなかなか交わすことができず(デ・フリースは318.4km/h)、17位で24周のレースを終えた。
全体的にパフォーマンス不足
ニック・デ・フリース
SR:17位
SO:14位
シュートアウトの序盤はまずまずだった。クルマの感触は昨日より良かったし。でも運が悪いことに、SQ2の終盤は最終コーナーに向けてトラフィックが酷く、SQ3進出への最後のチャンスを失ってしまった。
午後のレースに関しては、今週末はウエットタイヤを試す機会がなかったから誰にとってもトリッキーで未知数だった。
ホイールスピンが酷くてスタートは上手くいかず、インターミディエイトタイヤは早々にかなりのデグラデーションが出てしまった。デグが大きかった事を踏まえると、1周早くピットインすべきだったかもしれないけど、最終的には適切な判断だったと思ってる。
自分のペースには手応えがあったけど、ストレートスピードで分があるローガン(サージェント)に前を塞がれてしまった。
チーム一丸となって全力を尽くしているけど、今週末は全体的にパフォーマンス不足で、兎に角、物足りない感じだ。
2023年F1オーストリアGPスプリントではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウインを飾り、僚友セルジオ・ペレスが2位、カルロス・サインツ(フェラーリ)が3位に続く結果となった。
決勝レースは日本時間7月2日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周4318mのレッドブル・リンクを71周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。