「LDNコレクティブ」と「DAR」が提案するドックランズ再開発計画の中に組み込まれたF1ロンドンGPのホームストレート及びパドックのイメージ
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首都ロンドンでのF1グランプリ開催計画、旧港湾エリアにストリートサーキット

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建築関係のクリエイター集団「LDNコレクティブ」と大手総合コンサルタント「DAR」が提案したイギリスの首都ロンドン東部、テムズ川沿岸のウォーターフロント再開発地域「ドックランズ」でF1グランプリを開催するという計画が話題を呼んでいる。

これはスポーツ、レジャー、エンターテインメントに焦点を当てた総合的な再開発計画で、その中の一つにF1ロンドンGPの開催を念頭に置いたレースサーキットが組み込まれている。

「LDNコレクティブ」と「DAR」が提案するF1ロンドンGPの開催を含むドックランズ再開発計画のレンダリングイメージcopyright DAR / LDN Collective

「LDNコレクティブ」と「DAR」が提案するF1ロンドンGPの開催を含むドックランズ再開発計画のレンダリングイメージ

ストリートサーキットの定番、ストップ&ゴー型のレイアウトを持つ全長約5.858kmのコースには22のコーナーが設けられており、ラップタイムは1分42秒程度と予想されている。

LDNコレクティブのマックス・ファレルCEOによれば、F1はロンドンでの「グランプリ開催に関心」を持っており、コースはF1側の「要求と規制を満たす」よう設計された。また本案については既に、GLA(ロンドンの広域自治体)との間で話し合いの場を持ったという。

「LDNコレクティブ」と「DAR」が提案するドックランズ再開発計画に組み込まれたF1ロンドンGPのストリートサーキットのレイアウトcopyright DAR / LDN Collective

「LDNコレクティブ」と「DAR」が提案するドックランズ再開発計画に組み込まれたF1ロンドンGPのストリートサーキットのレイアウト

F1の商業権を持つ米リバティ・メディアはカレンダーの拡充に向け、都市型のイベントを追求してきた。その点においてこの計画は荒唐無稽とは言い難い。

ただ、複数の報道によると本案はF1には提案されておらず、話し合いも行われていない。またロンドンという立地についてF1は、グランプリの開催候補地としては不適当と見なしているようで、少なくとも現段階では実現の見通しはゼロに近い状況のようだ。

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