セーフティーカー・ボードとイエローフラッグ、2018年6月24日F1フランスGPにて
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F1アメリカGP、二重黄旗下でのラップタイム自動抹消システムを導入…角田裕毅も歓迎

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F1は10月22日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開幕を迎える第17戦アメリカGPより、ダブル・イエローフラッグが振られた区間を走行したドライバーのラップタイムを自動的に抹消するシステムを導入する。

今回の措置はフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が前戦トルコGPの予選Q1でダブル・イエローフラッグ区間を走行したにも関わらず最速セクタータイムを出し、スチュワードによる調査を受けたものの、グリッドペナルティを免れた事に端を発するものだ。

ダブルイエローが振られた際の減速が十分かどうかについてはこれまでスチュワードが主観的に判断していたが、先週行われたスポーツ・アドバイザリー・グループ・ミーティングでの全チームの合意を得て、今後は違反否かの判定が自動処理される事となった。

FIAレースディレクターを務めるマイケル・マシは、フリー走行及び予選セッション中にダブルイエローが振られた際は、スチュワードの判断を伴う事なく「ラップタイムが削除される」とアメリカGP用のレースディレクターズノートに記した。

英AutosportによるとF1ドライバー達は今回の取り組みを好意的に受け止めている。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)は不要な疑いが生じる事がなくなると述べ、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)は物事が明確になったとして共に歓迎する意向を示した。

また角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)も、安全性を担保する上でも「良い」取り組みであるとして、他の2人と同じように肯定的な反応を示した。

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