角田裕毅、グリッド改善できず16位「本当にガッカリ…」新形式はルーキーに過酷か
2021 F1第10戦イギリスGPスプリント予選に挑んだアルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、スタートポジションと同じ16番手でフィニッシュと、決勝レースに向けてグリッドを上げる事ができずに1日を終えた。
角田裕毅は1周目にニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)とキミ・ライコネン(アルファロメオ)に先行を許したが、ペレスの転落により1ポジション、ラティフィのオーバーテイクによって1ポジションを回復した事でスタートポジションを維持した形だ。
「予選は1回のみのプラクティスの直後に行われる事になりますので、良いパフォーマンスを期待するのはかなり難しいと思います」
そう語っていた通り、角田裕毅のシルバーストンでの週末はこれまでのところ、アルファタウリ・ホンダAT02の競争力不足もあり、かなり厳しいものになっており、スプリントを終えた「今週末のフォーマットはルーキーにとってかなり厳しい」と語った。
スプリント予選の週末フォーマットは変則的で、入念に準備を整えた後に予選・決勝に臨む事ができない。
ただ決勝までに走行可能なマイレージとしては通常の週末と大差なく、どちらかと言えば適切なイニシャルセットアップを持ち込み、FP1を通してこれを突き詰められるかどうかの方がパフォーマンスに与える影響が大きい。
実際、中堅のチームメイト、ピエール・ガスリーですら予選12番手と6戦ぶりのQ2敗退を喫し、更にスプリント予選においても角田裕毅同様にポジションを改善できず、スタートポジションと同じ位置でフィニッシュしている。
グリッド改善できず16位「本当にガッカリ」
角田裕毅
スプリント予選: 16位, グリッド: 16位
今日のパフォーマンスには本当にガッカリです。満足のいくポジションでフィニッシュできず、明日のレースも同じ場所からスタートすることになってしまいました。
今週末のフォーマットはルーキーにとってかなり厳しいと感じています。予選前にフリー走行が1回のみというのがキツイところですが、ファンの皆にこの新しいスケジュールを楽しんでもらえたなら幸いです。
今週末は終始マシンのパフォーマンスに悩まされているので、明日の決勝レースに向けて今夜はデータを見直して、更に学びを深めていきたいと思います。
逆転のポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果となった。
2021年F1イギリスGP決勝レースは日本時間18日(日)23時にブラックアウトを迎え、1周5891mのコースを52周する事で争われる。