レッドブル、初代GTS王者イゴール・フラガのジュニア入りを発表
レッドブル・レーシング傘下のF1ドライバー養成機関「レッドブル・ジュニアチーム」は3月16日、日本生まれのブラジル人ドライバー、イゴール・フラガ(Igor Fraga)の起用を発表した。
金沢出身の21歳は、2015年より3シーズンに渡ってフォーミュラ3ブラジル選手権に参戦し、2017年にはポールポジション5回、ファステストラップ7回、表彰台12回、優勝6回を積み重ねてタイトルを獲得。翌2018年にはU.S. F2000 ナショナルチャンピオンシップに参戦して4位でシーズンを終えると共に、FIAグランツリースモSPORT選手権の初代王者に輝いた。
2019年はDR Formula by RP Motorsportから欧州フォーミュラ・リージョナルに参戦してランキング3位を獲得。更にはニュージーランドで開催されているトヨタ・レーシング・シリーズで年間チャンピオンに輝いた。
イゴール・フラガはレッドブルの支援を受けて、チャロウズレーシング・システムから今季のFIA-F3選手権に参戦する。
レッドブル・ジュニアチームはこれまでに、マックス・フェルスタッペンやナイレン・カーティケヤン、ニール・ヤニやセバスチャン・ベッテルなど数多くのトップドライバーを輩出してきた。現在はイゴール・フラガを加えて、角田裕毅やリアム・ローソン、ユーリ・ビップスなど総勢9名が所属している。
イゴール・フラガを始めレッドブル育成傘下のドライバー達は、モータースポーツ・アドバイザーを務めるDr.ヘルムート・マルコのお眼鏡に適うだけの活躍を残してFIAスーパーライセンスを取得し、アルファタウリ・ホンダでのF1デビューを目指す事になる。