スーパーライセンスcreativeCommons Air Force One

スーパーライセンス

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スーパーライセンスとは、F1に参戦するために必要となるドライバー免許のことで、モータースポーツ界におけるトップレベルのライセンスである。発給条件はFIA 国際自動車連盟によって規定されており、その有効期間は12ヶ月間となっている。

ライセンスの発行基準

FIAが発行する国際A級ライセンス及び自動車運転免許を所持する18歳以上(F1レース参加時)、かつ以下のどれかに該当していることがスーパーライセンス取得のための条件となる。取得に際しては、F1競技規約に関するテストに合格することも必要とされる。

  • 前年度のF1決勝を5戦以上走行、もしくは過去3年間で決勝出場15戦以上
  • スーパーライセンスの取得経験を持ち、前年度にF1のテストドライバーを務めていた者
  • 所定のライセンスポイントを過去3年間で40ポイント以上取得している事

加えて「上記にはあてはまらないが、フォーミュラカーで傑出した能力を一貫して証明し続けているとFIAに判断された者」という、なんとも曖昧な抜け道まで用意されている。ただしこの場合には、最低300kmをレーシングスピードで最大2日間走行し、テストを行ったことを国のASN(自動車連盟)によって証明を受ける必要がある。

基準は毎年見直されており、過去には「フォーミュラ・ニッポンで年間3位」「フォーミュラ・ルノー3.5のチャンピオン」のようなシンプルなものだった。2015年に史上最年少でF1にデビューしたマックス・フェルスタッペンの年齢(デビュー当時17歳)に対して、各方面からイチャモンがついた事等を受けて、2016年に「18歳」という年齢制限が加わった。

フリー走行限定ライセンス

F1フリー走行のみの参加を許可する限定ライセンスも存在する。スーパーライセンス取得までには至らないものの、将来が有望視される若手をサポートする狙いがある。

取得に際してはレギュレーションに関する質疑をクリアの上、参加させたいチーム側がFIAに対してドライバーの能力を証明する事が要件とされている。具体的には、当該ドライバーがF1マシンを相応たるスピードで走行させ、通算300km以上の走行経験があることを示す必要がある。

2018年スーパーライセンスポイント表

「FIAが指定するカテゴリー」におけるスーパーライセンスポイントは以下の通り。スーパーライセンス制の導入に際して各レースカテゴリのヒエラルキーを作ってしまうあたり、何とも政治的である。

2018年には欧州F3、フォーミュラE、WECのLMP1クラス、GP3、フォーミュラ・ルノー3.5、スーパーフォーミュラの6つのカテゴリが格下げ扱いとなったため、F1への最短ルートはF2の1択という状況になった。

選手権 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
F2 40 40 40 30 20 10 8 6 4 3
インディカー 40 30 20 10 8 6 4 3 2 1
欧州F3
フォーミュラE
30 25 20 10 8 6 4 3 2 1
WEC LMP1 30 24 20 16 12 10 8 6 4 2
GP3 25 20 15 10 7 5 3 2 1 0
フォーミュラ・ルノー3.5
スーパーフォーミュラ
20 10 8 6 4 3 2 1 0 0
WEC LMP2
WTCC
DTM
SUPER GT
NASCAR
インディ・ライツ
15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
V8スーパーカー 13 11 9 6 4 3 2 1 0 0
IMSA LMP
F4
12 10 7 5 3 2 1 0 0 0
F3
フォーミュラ・ルノー2.0
フォーミュラ・マツダ
10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
アジア及び欧州ELMS LMP
WEC GTE-Pro
WEC GTE-Am
IMSA GTLM
10 8 6 4 2 0 0 0 0 0
GT3 6 4 2 0 0 0 0 0 0 0
Formula Academy 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0
C世界カート選手権(シニア) 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0
世界カート選手権(ジュニア) 3 2 1  0 0 0 0 0 0