F1公式TVゲーム「F1 2019」のキャリアモードにFIA-F2選手権が登場
FIA F1世界選手権の公式ゲームソフト最新版「F1 2019」のキャリアモードに、FIA-F2選手権が組み込まれる事が明らかとなった。F2はF1直下のカテゴリーとして新設され、2019シーズンのF1にはジョージ・ラッセル、ランド・ノリス、アレックス・アルボンの3名の若手ドライバーが同シリーズから昇格を果たしている。
シリーズ10作目となる「F1 2019」は6月28日(金)に世界同時発売の予定で、プラットフォームはプレイステーション4、Xbox One、Windows版が用意される。発売日発表と同時に公開されたティーザーにF2マシンと思われるシルエットが確認されていたため、当サイトでは、F2からのキャリアパス・シナリオが実装されている可能性を指摘していたが、この度正式に発表された。
開発元のコードマスターズ社の発表によると、実装されるのは2018シーズンのF2で、ソフト発売後の年内中に、オンラインアップデートによって2019シーズンのF2が追加される予定だという。「F2」は「GP2シリーズ」が改称されて2017年に誕生したシリーズで、F1を頂点とするFIA管轄のモータスポーツヒエラルキーの2番目に位置している。
モンテカルロ市街地コースを走るBWT Ardenの福住仁嶺、2018年FIA-F2選手権
メカクローム製の3.4リッターV6シングルターボエンジンを搭載するF2のシャシーはダラーラ製で、F1と同じようにコックピット保護デバイス「ヘイロー」が取り付けられている。初年度のチャンピオンに輝いたシャルル・ルクレールは、翌2018年にザウバーでF1デビュー。今年はキミ・ライコネンに代わりスクーデリア・フェラーリでセバスチャン・ベッテルの相方を務めている。
F2のブルーノ・マイケルCEOは、公式F1ゲームへの導入は同シリーズの知名度を高める素晴らしいチャンスだとの声明を発表した。また、コードマスターズ社のフランチャイズ・ディレクターを務めるポール・ジョエルは、F2の導入はファンからのリクエストが最も多かった機能の一つだと述べた上で、詳細な情報は今後数週間以内に発表される、と明かした。
本作では、オーバーテイク促進を目指して変更された空力関連のレギュレーションが完全再現される他、シリーズとしては初めて、マシンのデザインを自由にカスタマイズ出来ようになる。