鈴鹿サーキットのS字コーナー
Courtesy Of HONDA

鈴鹿サーキット、2021年までF1日本GPを継続開催!ホンダのタイトルスポンサー就任と3年契約締結を正式発表

  • Published: Updated:

鈴鹿サーキットは2018年8月31日、F1日本GP開催契約を更新した事を明らかにした。観客動員数が減少し単体での採算が取れない厳しい状況の中、今シーズン限りでのF1日本グランプリ消滅が危惧されていたものの、鈴鹿とF1との間で新たな契約が締結された事が正式発表された。

F1イタリアGPに合わせて現地モンツァ入りした鈴鹿を運営する株式会社モビリティランドの山下晋社長、ホンダの山本雅司モータースポーツ部長、そしてFOWC(フォーミュラ1ワールド・チャンピオンシップ・リミテッド)のCEOを務めるチェイス・ケアリーが会見に出席。3年契約の締結と合わせて、本田技研工業株式会社が今年のF1日本GPのタイトルスポンサーを務める事が発表された。

来年の開催は10月13日が予定されており、鈴鹿サーキットは31回目のF1グランプリを開催する事になる。正式名称は「FIA フォーミュラ1 世界選手権 ホンダ日本グランプリ」。鈴鹿でのF1日本GP初開催は1987年。2006年と2007年に富士スピードウェイに舞台が移ったものの、鈴鹿は日本GPの主戦場で有り続け、今年で30回目の記念大会を迎える。

ケアリーCEOは日本GP開催継続を喜ぶ声明を発表した。「長年にわたり開催してきたF1日本グランプリについて、今回新しい内容での契約を結ぶ事が決定した。F1に忠実で知識の豊富な日本のファンの方々に、今後さらに楽しんでいただける事となり嬉しく思う。また世界トップ企業である自動車メーカーであり、F1へのパワーユニットサプライヤーであるHondaが2018年のF1日本グランプリの30周年を祝うタイトルスポンサーとなることを大変喜ばしく思っている」

ホンダの八郷隆弘代表取締役社長は継続開催に向けてファンの支援に感謝の意を述べた。「鈴鹿サーキットでのF1日本グランプリレースが、長年にわたり多くのファンの方からサポートをいただき、記念すべき30回目を迎えることができたことに大変感謝しています」

「Honda日本グランプリレースでは、タイトルスポンサーとしてファンの皆さまに喜んでいただけるコンテンツを用意してお待ちしております。モータースポーツの最高峰であるF1を、皆さまと一緒に楽しみたいと思いますので、ぜひ鈴鹿サーキットにお越しください」

モビリティランドの山下社長は、今後も世界中のファンから愛されるサーキット作りを進めていくとの声明を発表した。「このたび、30回目の記念大会となる今年の日本グランプリが”Honda 日本グランプリ”の名で開催されることを嬉しく思うとともに、祝福の意を表してくれた本田技研工業株式会社およびFOMに心から感謝します」

「記念すべき30回大会となる”2018 F1 Honda日本グランプリ”を、ご来場いただく全ての皆様にお楽しみいただけるよう、準備を進めて参ります。また、2019年以降の開催契約についても発表いたしましたが、今後も、世界中のファンに愛される鈴鹿であり続け、モータースポーツ文化の繁栄に貢献できるよう、努力を続けて参ります。

F1日本GP特集