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ザウバーF1の元代表カルテンボーン「KDCレーシング」を設立。ドイツとイタリアのF4選手権に参戦
ザウバーF1チームの元チーム代表モニシャ・カルテンボーンが、自身のレーシングチーム「KDCレーシング」を立ち上げた事が明らかとなった。ドイツとイタリアのF4選手権に参戦する計画だという。カルテンボーンは昨年6月、チーム所有者のロングボウ・ファイナンスとの対立をきっかけに、パスカル・ピッキ会長によってクビを言い渡された。
同チームは、カルテンボーンとフランスの実業家エミリー・ディ・コンベルティの2名が共同出資する形で設立された。カルテンボーンは20年近くもの間モータースポーツ界で活躍してきただけに、チーム立ち上げは自然の成り行きだったという。
「モータースポーツは私によって素晴らしい情熱でした。その道を歩み続けるというのはある種必然と言えます」とカルテンボーン。「F4は私にとってまだまだ未知の世界ですが、将来の可能性に溢れたエキサイティングなシリーズだと考えています。特に、若手ドライバーの育成という点で素晴らしい場所であると思いますし、私はそれを非常に魅力的に感じています」
カルテンボーンはチームオーナーとして戦略を主導するが、実務面はチームマネージャーのジョセップ・トリニダードに一任される。明言は避けたものの、カルテンボーンは将来的に更に大きなプランを計画していると述べ、F4以外への参戦の可能性を示唆した。
KDCレーシングは既に大手スポンサーを獲得しており、近日中にドライバーの発表が行われる見通しとなっている。