ブラックフラッグ
creativeCommons Don Harder

ブラックフラッグ / 黒旗

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ブラックフラッグ黒旗とは、危険走行や規則違反のマシンに対して振られる黒色の旗を指す。振られたマシンは速やかにピットレーンに戻らなければならない。

黒旗は何らかの特定の処罰を伴うものではなく、あくまでもピットにマシンを戻させるために使われるが、ほとんどの場合はその場で失格となる。

いきなり黒旗が提示されることはあまりなく、基本的には何らかの警告を無視し続けた場合などに提示される。

ちなみに黒旗は単体では使用されず、該当マシンのカーナンバーを記したナンバーボードと共に使われる。アマチュアがサーキットを走る際などには稀に見かけるが、プロのレースではあまり目にすることは無いのではないだろうか。

ちなみにF1世界選手権においてレース中に黒旗が振られる場合、その時点でドライバーが即失格となる事はない。

仮に失格処分が下される場合は、スチュワードによる調査とドライバー及びチーム代表者の聴取が行われてからとなるためだ。

国際自動車連盟(FIA)管轄下のレースにおいてはサイズと色指定が厳格化されており、60cm✕80cm以上の旗にパントンBlackCで着色する事が義務付けられている。