ロイック・セラ
人物データ
名前 | ロイック・セラ / Loïc Serra |
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国籍 | フランス |
出身地 | ナンシー |
生年月日 | 1972年03月30日 / 52歳 |
ロイック・セラ(仏:Loïc Serra)はフランス出身のF1エンジニア。2023年10月にシャシー担当テクニカル・ディレクターとしてメルセデスからスクーデリア・フェラーリに移籍した。
年月 | 所属 | 概要 |
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1996年9月 | ミシュラン | タイヤ車両インタラクションエンジニアとして入社 |
2006年10月 | BMWザウバー | 車両パフォーマンス責任者として入社 |
2010年3月 | メルセデス | 車両エンジニアリング主任エンジニアとして入社 |
2013年1月 | 車両ダイナミクス部門の責任者に就任 | |
2018年12月 | パフォーマンス・ディレクターに就任 | |
2024年10月 | フェラーリ | シャシー担当テクニカル・ディレクターとして移籍 |
キャリアの歩み
セラは南仏のエクス=アン=プロヴァンスおよびパリのアルツ・エ・メティエ・パリテックで機械工学を専攻。卒業後、1996年にミシュランに入社しモータースポーツ業界でのキャリアをスタートさせた。
ドイツのバート・クロイツナッハで品質エンジニアとして働いた後、フランスのクレルモン=フェランにあるミシュランのR&Dセンターへ異動。車両ダイナミクスやタイヤとの相互作用に関する知識を培った。
2002年、レースカーや高性能車向けの革新的なサスペンションシステムの開発を担当。このシステムはミシュランのF1カスタマーチームに提案され、セラは翌年、F1部門に移籍。2006年のミシュラン撤退まで在籍した。
F1でのキャリアを継続するため、セラは2006年にBMWザウバーF1チームに加入し、車両パフォーマンス部門の責任者に就任。2009年末のBMW撤退後、新たな挑戦を求めて新生メルセデス・ワークスチームに移籍し、長年にわたってチームの成功に貢献した。
2018年末にはメルセデスのパフォーマンスディレクター に昇格。タイヤ、サスペンション、空力、パワーユニットの各専門家と連携し、マシン全体のパフォーマンスを最適化する役割を担った。
2024年10月、アストンマーチンに移籍したエンリコ・カルディーレの後任としてフェラーリに合流。シャシー担当テクニカル・ディレクターに就任した。