カルロス・サインツJr.
人物データ
名前 | カルロス・サインツJr. / Carlos Saínz Vázquez de Castro |
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国籍 | スペイン |
出身地 | マドリード |
居住地 | イギリス |
生年月日 | 1994年09月01日 / 30歳 |
身長 | 178cm |
体重 | 66kg |
F1デビュー | 2015年 |
WEBサイト | www.carlossainz.es |
SNS | twitter facebook instagram |
カルロス・サインツJr.は、スペイン出身のレーシングドライバー。父はWRC世界ラリー選手権で2度のワールドチャンピオンを獲得したカルロス・サインツ。レッドブルを離脱したセバスチャン・ベッテルの後任としてトロ・ロッソのクビアトが昇格、そのクビアトの後任として2015年にトロ・ロッソでF1デビューを果たした。本人は「ジュニア」と呼ばれることを嫌っており、F1での登録名は「カルロス・サインツ」となっている。
©formula1.com 父のカルロス・サインツと
ヘルメットと帽子を集めるのが趣味であり、ハンバーガーが大好物。多くのドライバーがモナコに住む中、サインツはロンドンに居住している。流石にスペイン国内だと目立ちすぎてしまうようで、ロンドンだと誰もサインツに気づくものはいないと語っている。
明るい性格の持ち主で、ユーモアに溢れる発言が好感を呼ぶナイスガイだが、何しろテンションが高い。いつか父のように大きなラリーのレースに参戦するのが夢だという。学校の勉強が嫌いな怠け者と公言しているが、ドライバーとしての腕は一流であり、トロ・ロッソ時代のマックス・フェルスタッペンに予選で10勝9敗と勝ち越している。
F1以外の主なキャリア
- 2010年
- レッドブルのサポートを受け、フォーミュラBMWに参戦し年間4位
- 2011年
- ノーザン・ヨーロピアン・カップに参戦しダニール・クビアトやストフェル・バンドーンを打ち破りチャンピオン
- 2012年
- ヨーロッパF3とユーロF3に参戦
- 2013年
- GP3に参戦も年間10位
- 2014年
- フォーミュラ・ルノー3.5に参戦しチャンピオン獲得
- 2018年
- WRC開幕ラリー・モンテカルロで走行
creativeCommonsGonzoMau 父親のカルロス・サインツ
F1でのキャリア
トロ・ロッソ時代 – 2015年~2017年
レッドブルのセバスチャン・ベッテルがフェラーリに移籍したことに伴い、後任にトロ・ロッソのクビアトの昇格。空いたトロ・ロッソのシートをサインツが獲得しF1デビュー。デビューイヤーとなった2015年のチームメイトは、マックス・フェルスタッペン。トラブルに見舞われながらも、予選では年間を通してフェルスタッペンに対し10勝9敗の勝ち越し。
2年目の2016年、フェルスタッペンのレッドブル昇格に伴い第5戦スペインGPからダニール・クビアトがチームメイト。1年落ちの旧型フェラーリ製エンジン故に難しいシーズンとなったが、チーム資金力の差が現れにくい前半戦では安定して入賞を重ねた。クビアトが苦労したこともありパドック内でのサインツの株が上昇。移籍話が囁かれた。
トロ・ロッソ残留3年目の2017年、マクラーレン・ホンダ決別騒動に関連し、マクラーレンがルノーエンジンを要求。供給の見返りとしてサインツの移籍を提示した。トロ・ロッソの親チームであるレッドブルは期限付きレンタルを承認、ホンダエンジン獲得に動いた。結果、第17戦アメリカGPより電撃移籍が決定した。
ルノー時代 – 2017年~2018年
移籍デビュー戦となった米国グランプリでは見事7位入賞を果たした。翌メキシコと最終アブダビはリタイヤに終わったものの、予選・決勝ともにニコ・ヒュルケンベルグと遜色ない走りを見せた。
マクラーレン時代 – 2019年~2020年
同郷の英雄、フェルナンド・アロンソの引退に伴いマクラーレンに移籍。新人ランド・ノリスと共にコンストラクター4位に貢献した。翌2020年5月、セバスチャン・ベッテルの後任として2021年よりフェラーリに移籍する事が発表された。