ルノーのカルロス・サインツ
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ルノーF1のカルロス・サインツ、2冠の父に次いでWRC世界ラリー選手権にデビュー

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ルノー・スポールF1は、レギュラードライバーのカルロス・サインツJr.が、2018年世界ラリー選手権(WRC)開幕ラリー・モンテカルロの最終ステージで、ルノー・メガーヌR.S.を走らせる事を明らかにした。実父カルロスは1991年、1995年、1998年の3度ラリー・モンテカルロを制したWRC2冠のチャンピオンだが、Jr.にとっては初の公式ラリー走行となる。

1月28日(日)の最終日、サインツは最終スペシャルステージ(SS)”ラ・カバネッテ-コル・デ・ブラウス”のコースチェック走行を担当する。コート・ダジュールに隣接する標高1400mのアルプ=マリティームからコル・デ・ブラウスまでの全長13.58kmの区間は、タイトなヘアピンと高く険しい山岳道で構成される。

「初めてのラリー・モンテカルロ、マジで楽しみだよ!」とサインツ。「ラリー・モンテカルロについては父から色んな事を聞いてるよ。ここのステージがどれだけ難しいかって事や、雪や雨や眩しい日差し…コンディションの変化の激しさや、山道のヘアピンを駆け抜けるためには図太い神経が必要だって事とかね!」

「雪用スパイクタイヤを履いたルノー・メガーヌR.S.と共に、このような伝説的なイベントに参加できるなんてめちゃくちゃ楽しみだよ。実際にステージを走ることで、ラリー競技がどういうものなのか感じられるはずだからワクワクしてる」

新型ルノー・メガーヌ R.S
© Renault / 新型ルノー・メガーヌR.S.

サインツの駆るメガーヌR.S.は、Cセグメント・ホットハッチ車のベンチマークを目指して開発された三世代目のマシンであり、昨年9月のフランクフルト・モーターショーで発表された新型車。パワーユニットには新世代の1.8リッターターボエンジンを搭載、280馬力、390Nmを誇る。

ラリー・モンテカルロは世界で最も古く人気のあるラリーの一つ。参戦するのはトヨタ、フォード、ヒュンダイ、シトロエン。 移ろいやすい天気のため、ドライにウェット、雪にアイスと、路面コンディションは目まぐるしく変化する。そのため、タイヤ選択の違いが勝敗に大きな影響を与える。

タイムアタックを行うSS区間は4日間で計17本388km。移動を含めた総走行距離は1642kmにも達する。2018年シーズンのWRC幕開けとなるラリー・モンテカルロは、1月25日(木)から28日(日)にかけて開催される。

J SPORTS3では、ラリー最終日の最終ステージを完全生中継する。視聴にはスカパーひかりTVとの契約が必要となる。また、同期間にはフェルナンド・アロンソとランス・ストロールが参戦するデイトナ24時間レース2018も放送される。