F1ハイブリットターボパワーユニット
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2018年 F1第18戦アメリカGP:パワーユニット投入状況 / スペック3投入のホンダが依然最多

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2018シーズン第18戦F1アメリカGP開幕前日(現地10月18日11時00分時点)における各ドライバー毎のパワーユニット使用状況を以下にまとめる。

前戦F1日本グランプリではトロロッソ・ホンダの2台が最新型エンジン”スペック3″を投入したものの、ロシアGPに持ち込まれたものと同一個体であったため、年間使用基数に変更はなかった。

鈴鹿サーキットはオーバーテイクが難しいため、各チーム共に可能な限りパワーユニット交換を避けるよう努めた。そのため唯一新しいPUを投入したのは、予選Q1でクラッシュを喫したマーカス・エリクソン(ザウバー)のみ。3期目のエナジーストアの封を切った。

ホンダのスペック3はアメリカGPでの導入を目標に開発が進められていたため、鈴鹿ではポテンシャルの全てを開放する事が出来なかったにもかかわらず、既にルノースポールを上回る出力を発揮しているとされる。

今週末はその真の実力がお披露目される見通しであったが、ホンダはFP1開始直前にピエール・ガスリーのPU一式を交換した事を発表。ガスリーの最後尾スタートが確定している。

ホンダ、米国GPでエンジン交換

ハイブリッド・ターボ導入5年目の今年はエンジン交換に関する規約がより厳格化され、
ICE(内燃機関)、TC(ターボチャージャー)MGU-Hが年間3基、ES(バッテリー)、CE(コントロールエレクトロニクス)MGU-Kが年間2基までに制限され、これを越える交換を実施した場合はグリッド降格ペナルティが科せられる。

F1アメリカGP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
Mercedes ルイス・ハミルトン 3 3 3 2 2 2
Mercedes バルテリ・ボッタス 4 4 4 3 3 3
Ferrari セバスチャン・ベッテル 3 3 3 2 2 2
Ferrari キミ・ライコネン 3 3 3 2 2 2
Red Bull ダニエル・リカルド 5 5 5 5 4 4
Red Bull マックス・フェルスタッペン 4 4 4 4 3 3
Force India セルジオ・ペレス 3 3 3 2 2 2
Force India エステバン・オコン 3 3 3 2 2 2
Williams ランス・ストロール 3 3 3 2 2 2
Williams セルゲイ・シロトキン 3 3 3 2 2 2
Renault ニコ・ヒュルケンベルグ 5 6 5 4 4 4
Renault カルロス・サインツ 4 4 4 3 3 3
Toro Rosso ブレンドン・ハートレー 7 7 7 6 3 4
Toro Rosso ピエール・ガスリー 6 6 6 5 3 3
Haas ロマン・グロージャン 3 3 3 2 2 2
Haas ケビン・マグヌッセン 3 3 3 2 2 2
McLaren フェルナンド・アロンソ 4 4 4 4 2 2
McLaren ストフェル・バンドーン 4 4 4 3 3 3
Sauber マーカス・エリクソン 4 3 3 2 3 2
Sauber シャルル・ルクレール 3 3 3 2 2 2

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