レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンとトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

ピエール・ガスリーはフェルスタッペンに勝てるのか?「ホンダとの長年の経験が大きな武器になる」

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ホンダ製F1パワーユニットと共にレッドブルへと前進するピエール・ガスリーは来シーズン、将来のF1ワールドチャンピオン候補に数えられるマックス・フェルスタッペンとの直接対決を迎える事になる。ガスリーはフェルスタッペンに打ち勝てるのか?

ガスリーがフェルスタッペンに対して有利な点の一つはホンダPUだ。スクーデリア・トロロッソは今年、ホンダが製造するパワーユニット「RA618H」を搭載しており、ガスリーはその挙動や癖を知り尽くしている。だがガスリーは、フェルスタッペンがホンダPUに慣れるまでに時間はかからないと考えている。

「ドライビングに関して言えば、マックスなら5周か多くても6周も走ればホンダに慣れると思うよ。エンジンのレスポンスや感覚、ドライバビリティに慣れ親しむのにさほど多くの時間は必要ないよ」とガスリー。アメリカGPを直前に控え、フェルスタッペンの適応力の高さを指摘した。

だが、22歳のフランス人ドライバーは、一年間に渡るチャンピオンシップにおいては、エンジンに慣れる事よりも大切な事があると考えており、その点においては将来のチームメイトよりも自身の方が優位な立場にあると主張する。

「でもコミュニケーションに関してはそうはいかないだろうね。ホンダとの意思疎通のやり方と仕事の流儀を知っている事はより重要なことだ。何しろ文化が違うんだから」

「日本の文化はヨーロッパの文化とは全然違うんだ。ホンダのスタッフ達の働き方は僕らが知っているものとは少し違う。共に仕事をしていく上では慣れなきゃならない。この点に関しては僕の方が有利なのは間違いないね」

ガスリーはF1デビューを飾る前に日本のスーパーフォーミュラ選手権に参戦しており、その時からホンダと共に仕事をしてきた経験がある。ガスリーのレッドブル昇格と共にホンダもまた同チームとのタッグを開始するため、ガスリーとホンダとの関係は3年目に突入する。

「スーパーフォーミュラに参戦した事は僕にとって素晴らしい経験だった。個人的にもね。日本人はとても謙虚な人々なんだ。その事を理解しなきゃならない。リスペクトって事さ」

「”それは間違っている”とか”やり方がまずい”って伝えるんじゃ伝わらないんだ。批判するんじゃなく説明して、自分が望んでいる方向へ彼らを導くことが必要なんだ」

「英語やフランス語、イタリア語を話すような人々に対してのコミュニケーションと同じように話をしても上手くいかない。客観的な視点で物事を説明する上手いやり方を見つける必要がある」

「面と向かって直接的に話をすると、かなりまずい事になる」

ホンダは母国日本グランプリに最新型エンジン”スペック3″を投入。その性能は旧型より40馬力向上し、1周あたり0.5秒ものゲインをもたらしたとされる。だが、本来はアメリカGPでの投入を目標にしていたため、ダイナモでの調整時間が不足しており、その真の実力はサーキット・オブ・ジ・アメリカズで明らかになる見込みとなっている。

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