フェラーリに先行許したマクラーレン…”ぬか喜び”のリカルド、結果に不満のノリス
マクラーレンは10月23日のF1アメリカGP公式予選でダニエル・リカルドが7番手、ランド・ノリスが8番手となり、コンストラクターズ選手権3位争いを繰り広げるライバルのフェラーリに先行許した。
リカルドは2012年以来、毎年サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)での予選でQ3進出を決めてきた。バルテリ・ボッタス(メルセデス)の降格に伴いリカルドは6番グリッド、ノリスは前戦トルコGPと同じ7番グリッドからスタートする。
チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは「2台のフェラーリの前に出るには足らなかった。明日は暑くなるだろうし、タイヤマネジメントと戦略が鍵になるだろう。会場で素晴らしい声援を贈ってくれるファンにお返しできるように、夜通し頑張るつもりだ」と語った。
マクラーレン:F1アメリカGP予選
ダニエル・リカルド予選: 7位, FP3: 7位
Q3では2回のラップで共にカルロス(サインツ)と激しい接戦を繰り広げる事になった。結果的にクリーンサイドのグリッドが獲れて良かった…と思ったんだけど、ボッタスがペナルティを受けるのを忘れてたよ。。
Q1はマシンに凄く満足できていたんだけど、その後セッションを通じて少しずつ状況が悪化していってしまった。路面はさほど改善していなかったように思うから、もう少し攻めるべきだったように思う。
こういうコンディションで完璧なラップを刻むのは難しいんだ。それを思えば最後のアタックはまずまずだったし、十分にクリーンだったと思う。もうコンマ3・3秒縮められたとは思わないしね。
もちろん、凄い僅差だったからサインツを捉える事はできたかもしれないけど、シャルル(ルクレール)に手に届いたとは思わない。
今日はフェラーリに負けてしまったけど、サインツは明日、ソフトタイヤでスタートする事だし、レースで巻き返せることを願ってる。
ランド・ノリス予選: 8位, FP3: 4位
今日の結果はあまり満足できるものじゃなかった。その理由は2つある。1つは、もっと上手くラップをまとめられたはずだって事、もう1つはフェラーリの2台に先行を許してしまったって事だ。
今日は期待外れの1日になってしまったけど、明日は挽回してみせる。
僕らはミディアムタイヤでスタートするけど、フェラーリの1台はソフトタイヤを履く事になるから、上手くやればそれをアドバンテージにして彼らより前でフィニッシュできるかもしれないしね。
明日どんなチャンスが訪れても対応できるように今夜は戦略を練るつもりだ。
ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)という結果となった。
2021年 F1アメリカグランプリ決勝レースは、日本時間10月25日(月)4時にスタート。1周5516mのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を56周する事でチャンピオンシップを争う。