グランドスタンドのファンに手を振るメルセデスのルイス・ハミルトン、2021年10月23日F1アメリカGP予選にて
Courtesy Of Daimler AG

2番手ハミルトン、限界宣言「今日はあれで精一杯」その一方でターン1に勝機

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オースティン現地23日(日)のF1アメリカGP公式予選を終えたメルセデスのルイス・ハミルトンは「今日は全てを出し切った。レッドブルは信じられない位に速かった」と述べ、ポールポジションに手が届く可能性は皆無だったとの考えを示した。

ハミルトンはQ3の最終アタックで一旦、暫定ポールを手にするも、雨粒が路面を濡らし始める中、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が最後に0.209秒引き離した。

エンジニアリング・ディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンもまた「今日はポールを獲れるだけのペースがなかった」と敗北を認めた。ただその一方で、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)はオーバーテイクが容易であり、最終的にはタイヤマネジメントが勝負を決定付けるとして「上手く挽回できる事を願っている」と付け加えた。

限界宣言「今日はあれで精一杯」

ルイス・ハミルトン予選: 2位, FP3: 6位

今日は全てを出し切った。レッドブルは信じられない位に速かった。それに比べて僕らは、1回目のフリー走行と比較して若干後退してしまったような感じで、予選は少し苦しかった。

Q3での最後のアタックの出来には満足しているけど、当然、何時だって改善すべき点はある。でも、今日はあれが限界だったと思う。

ここの観客は本当に素晴らしいから、明日はレースに勝って最高のショーを見せたいと思ってる。全力を尽くす必要があるけど、スタートポジションは悪くないし、ターン1に向けてチャンスがあるはずだ。

ここはタイヤの摩耗が激しいから、どのような戦略を採るか興味深いところだし、それによってレース中にチャンスが生まれる事もあるはずだ。

今日は僕の日って感じじゃなかったけど、明日は戦えるはずだ。


ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)という結果となった。

2021年 F1アメリカグランプリ決勝レースは、日本時間10月25日(月)4時にスタート。1周5516mのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を56周する事でチャンピオンシップを争う。

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