2019年F1イギリスGP決勝レースに向けてグリッド上でマシンに乗り込むレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

フェルスタッペン、ベッテルに”敬意”「故意にやったわけじゃない」F1イギリスGP《決勝》

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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2位表彰台のチャンスを台無しにされたにも関わらず、追突してきたセバスチャン・ベッテルに敬意を払い、その謝罪を受け入れた。

4番グリッドから2戦連続となる表彰台獲得に向けて好スタートを切ったフェルスタッペンは、38周目にターン15=通称ストウでベッテルをオーバーテイク。2位表彰台を射程圏内に捕らえたものの、その直後のターン16で、ブレーキングのタイミングを見誤ったベッテルがリアに激突した。

フェルスタッペンはコース外へと吹き飛ばされ、マシンのリアエンドとフロアは大きく損傷。グラベルに足を取られながらも、辛うじてコース復帰に成功した。リタイヤの危機を乗り切ったフェルスタッペンは、ダメージのために高速コーナーで挙動が乱れるマシンを巧みにコントロールして5位でフィニッシュ。無事にガレージへとクルマを持ち帰った。

15位でフィニッシュしたベッテルは、パルクフェルメにクルマを止めたフェルスタッペンの元へと立ち寄り、握手で謝罪の気持ちを伝えた。レースを終えてインタビューに応えたフェルスタッペンは、時折苦笑いを見せながらも「あれはレーシングアクシデントだ」と語り、ベッテルからの謝罪を受け入れた事を明かした。

ベッテルに”敬意”「故意にやったわけじゃない」

マックス・フェルスタッペン決勝: 5位, グリッド: 4番手

マシンの調子は本当に良かったし速さもあっただけに、表彰台を逃す結果になってしまい残念だ。シャルル(ルクレール)とのバトルは激しかったけどフェアだった。向こうは上手くブロックして応戦していた。あの時点では、チェッカーまでまだ長い道のりだったから、あまりリスクを負わず無理しないようにしていた。

僕らの方が明らかに速かったから、こちらとしては仕掛けるタイミングを探るだけで良かったし、あのバトルは本当に楽しかった。チームの戦略判断も良かった。ハードタイヤに交換するため、僕は(SC中に)2回目のピットストップを行ったわけだけど、そのおかげでシャルルに対してアドバンテージを築くことが出来た。

その後は良いペースを刻んで、セブを捉えてオーバーテイクしたんだけど、追い抜いてポジションを守ったターン17のところで、ブレーキのタイミングが遅れたセブに追突されてしまった。僕の方は縁石に乗り上げ、グラベルまで飛び出してしまった。正直レースは終わったと思ったよ。パワステに違和感があり、フロアもダメージがあったから、どうやって最後まで走れたのか覚えてない位だ。

そんな状況だったから、5位でレースを無事に終えてポイントが得られた事に驚いたよ。あれはレーシングアクシデントだ。セブが故意にやったわけじゃないし、ハードなバトルの最中だった。怒っちゃいないけどガッカリはしてる。それに、マシンを降りた直後にセブが謝りに来てくれたし、そこはリスペクトしてる。

今日はファンの皆にモータースポーツの楽しさを感じてもらえたと思う。このスポーツは決して退屈なものじゃない。


52周で争われた決勝レースでは、フロントロウ2番グリッドからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンが、キャリア通算80勝目を上げた。2位はポールシッターのバルテリ・ボッタス。3位表彰台にはフェラーリのシャルル・ルクレールが滑り込んだ。

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