フェルスタッペン、久方ぶりに打倒メルセデスに照準「決勝に大いに期待、少し自信がある」
久方ぶりにレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが打倒メルセデスに照準を合わせ、優勝争いに少なからず期待を抱いている。
9月12日(土)のF1第9戦トスカーナ公式予選を3番手で終えたフェルスタッペンは優勝争いの展望について、予想するのは難しいとしながらも「決勝には大いに期待しているし、これまでよりは少し自信がある」と語った。
フェルスタッペンは週末を通して3番手以内のポジションを維持。ポールポジション争いに絡む事は叶わなかったが、予選では最速を刻んだルイス・ハミルトンに対して0.365秒の僅差に迫った。
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
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1 | ハミルトン | メルセデス | 1:15.778 | 1:15.309 | 1:15.144 |
2 | ボッタス | メルセデス | 1:15.749 | 1:15.322 | 1:15.203 |
3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:16.335 | 1:15.471 | 1:15.509 |
クリスチャン・ホーナー代表は「今週末はずっと第3セクターで速さを誇ってきた。そのためターン1にかけての区間が最初のチャンスとなるだろう」と述べ、最終コーナーでメルセデスの背後に着き、その後に続くホームストレートでブラック・アローに仕掛けていく考えを示した。
打倒メルセデスに照準「決勝に期待、少し自信ある」
マックス・フェルスタッペン予選: 3位, FP3: 2位
チームとして週末全体を通して非常に良い仕事が出来ていると思う。初日の出だしの段階でマシンがかなり仕上がっていたから、プラクティスを通して微調整のための作業に集中することができた。
予選ではメルセデスとの差をこれまでで最も縮める事ができた。これは喜ばしいことだし、後続のチームとの差も広がっている。
優勝争いに絡めるかどうかを予測するのは毎回難しいけど、決勝には期待しているし、これまでの週末よりは少し自信がある。トップスピードも稼げているし、ムジェロのコース特性を考えればこの点も有望だ。
オーバーテイクは簡単とは言えないけど、少なくとも最終数コーナーはコース幅がかなり広いし長さもあるから、もし前のクルマについて行けるようであれば、(追い抜きのための)様々なレーシングラインを試す事ができそうだ。
未経験のサーキットだから、戦略的なオプションはレース中に見つけ出していく事になると思う。特に明日は気温がかなり上がるみたいで、タイヤの状況が未知数だからね。
メルセデスを抜くのは決して楽じゃないけど、全力を尽くすつもりだ。ムジェロは最高のコースだから、明日のレースが本当に楽しみだ。
ポールポジションはルイス・ハミルトン。2番手にバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスAMGがフロントローを独占した。2列目には3番手にマックス・フェルスタッペン、4番手にアレックス・アルボンが並び、レッドブル・ホンダ勢が占拠した。
2020年F1トスカーナ・グランプリ決勝レースは日本時間9月13日(日)22時10分にブラックアウトを迎え、1周5245mのムジェロ・サーキットを59周する事でチャンピオンシップを争う。