
ストロール予選最下位の裏に「バッテリー問題」。アストン・ホンダ、想定内も厳しい結果に/F1日本GP
2026年F1第3戦日本GPの予選で最下位に沈んだランス・ストロール(アストンマーティン・ホンダ)が、その背景にバッテリー関連の問題があったと説明した。詳細は不明だが、この問題が最終アタックに影響していたという。
ストロールは、Q1の最終アタックでタイム更新に向けて順調にラップを進めていたが、ERS(エネルギー回生システム)関連の問題によってラップをまとめきれなかったとし、結果以上に改善の余地があった可能性を示唆した。
「最後のアタックでコンマ数秒ほどタイムを縮めていたんだけど、バッテリーに問題があって、そこでタイムをロスしてしまった」
「でも、改善すべき領域は分かっている。やるべきことは変わらないし、明日のレースではできるだけ上位で走り切ることに集中するよ」
なお、問題の詳細については明らかにされておらず、詳しいことは分かっていないが、ハードウェアの機械的故障といった深刻なものではないようだ。エネルギーマネジメントの運用面の課題といった可能性が考えられる。
予選ではチームメイトのフェルナンド・アロンソが21番手、ストロールがそれに続く最下位となった。両者の差は0.274秒だった。チームとしては2台ともQ1敗退に終わり、鈴鹿でのパフォーマンス不足が結果として表れた。
チームのチーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックは、鈴鹿での苦戦が事前に予想されていたものであると認めつつ、ドライバーたちの奮闘を強調した。
「現時点で我々のパフォーマンスが本来あるべき水準に達していないことは理解しており、今週末が厳しいものになることも想定していた。それでもランスとフェルナンドは本日の予選で全力を尽くした」
クラックによれば、Q2進出こそ果たせなかったものの、金曜のフリー走行と比較すれば着実に状況は改善しているという。ただし、その改善はまだ結果に結びつく段階には至っていない。
アストンマーティン・ホンダにとって目下最大の課題は、パフォーマンスの追求ではなく、チェッカーフラッグを受けるという極めて基礎的な部分にある。
「明日に向けては、レース距離を走り切り、これまで示してきた信頼性をさらに積み上げていくことに集中する」とクラックは語る。ストロールもまた、「できればチェッカーフラッグを受けたい」と、完走への強い意欲を口にした。