
アストン鈴鹿で最後尾独占…アロンソが語る「数ヶ月の忍耐」と“ランダムな現実”、そして希望
ホンダのホームコースである鈴鹿サーキットで開催されている2026年のF1第3戦日本GP。予選が行われた28日(土)、アストンマーティン・ホンダを待っていたのは、2台揃って最後尾に沈むという過酷な現実だった。
新規参戦のキャデラック勢の後塵を拝し、フェルナンド・アロンソは21番手、チームメイトのランス・ストロールはアロンソからさらに0.274秒遅れの最下位に終わった。この結果を受け、アロンソは現在の苦境が「数ヶ月」に及ぶ可能性を示唆した。
対策は安定せず、挙動は「ランダム」
予選後、AMR26からパフォーマンスを引き出す難しさを問われたアロンソは、現状をこう分析した。
「正直、最初の2戦と比べてあまり変わってはいない。同じマシンだし、僕らが直面している課題も同じだ。だから、おおむね予想していた通りの結果だよ」
「マシンの弱点を考えると、鈴鹿は僕らにとってベストなコースじゃない。今の状況は厳しいし、この先数か月はこうした状況が続くと思う。一夜にして劇的に変わるとは思っていない」
チームとホンダは今週末、エネルギーマネジメントの最適化に加え、振動問題への新たな対応策を施したとみられている。それは初日のフリー走行では一定の効果を示したが、アロンソによれば2日目には状況が後退した。
今週末に投入された対策は成果を挙げているかと問われたアロンソは、「いや、そうでもないな」と質問を遮るように否定した。
「昨日はかなり感触が良くて、マシンの振動もかなり少なかった。うれしい驚きだったよ。でも今日はそれがまた戻ってきた」
「僕らが日々直面していることは、少しランダムなもののように思える。だから、明日は運に恵まれた一日になって、レースを完走できればと思っている」
Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited
キャップを手にパドックを歩くフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)、2026年3月28日(土) F1日本GP
シルバーストンとさくらに託す希望
だが、百戦錬磨の王者は絶望一色に染まっているわけではない。アロンソの期待を支えているのは、イギリスのシルバーストンと、栃木県さくら市にあるホンダのファクトリーで進められている挽回策だ。
「両方のファクトリーで異なる解決策や異なる方向性に基づいた取り組みが進められていて、そこでは良い結果も出ている。理論上はね!」とアロンソは語る。
「まだマシンには反映されていないけれど、F1では何事にも時間がかかる。だから僕らは辛抱強くあるべきだ」
日曜の決勝で、アストンマーティン・ホンダは今シーズン初の完走を目指す。最下位からのスタートという状況で、反撃への礎となるデータを持ち帰れるかが焦点となる。