ヘルメットを手にうつむきながらコースを後にするランド・ノリス(マクラーレン)、2026年9月26日(土) F1アゼルバイジャンGP決勝(バクー市街地コース)
Courtesy Of McLaren

コラピント出場停止要求のノリスに中傷殺到、アルピーヌが声明。警告届かず一部ファンが再び暴走

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フランコ・コラピント(アルピーヌ)の出場停止を訴えた後、ランド・ノリス(マクラーレン)がSNS上で誹謗中傷の標的となったことを受け、アルピーヌがそうした行為を非難する声明を発表した。

9月26日(土)に行われた2026年F1第15戦アゼルバイジャンGPでは、コラピントがチームメイトのピエール・ガスリーに追突。弾かれたガスリーに接触され、リタイヤを強いられたノリスは、コラピントに出場停止を科すべきだと主張した。

コラピントと、アルピーヌF1チームのエグゼクティブ・アドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレは週末に先立ち、SNS上での誹謗中傷や脅迫を止めるよう訴えたばかりだったが、その願いは一部のファンには届かなかった。

ノリスらへの誹謗中傷を非難、アルピーヌ声明

「アゼルバイジャンGP後にオンライン上で確認された憎悪や誹謗中傷について、チームとして改めて声を上げる必要があると考えている」と、アルピーヌは声明で述べた。

「その矛先は我々のドライバーの一人にとどまらず、メディアを含むF1コミュニティのメンバーや、我々が尊敬し、称賛し、モータースポーツの頂点で競い合うことを楽しみにしているライバルたちにも向けられている」

「限界まで攻めてレースをしていればミスは起こる。結果がどうであれ、誰も憎悪や誹謗中傷を含むコメントを受けるべきではない」

「SNS上の誹謗中傷を非難することは、特定のファン層や、あるチーム、ドライバーの支持者を対象にするものではなく、すべてに共通する問題であり、このスポーツのすべてのファンに対して指摘し、認識してもらうべきことだ」

コラピントは接触の責任を全面的に認め、アルピーヌ、ノリス、ガスリーに謝罪した。また、スチュワードはこの事故に対して、コラピントに次戦での5グリッド降格ペナルティを科す決定を下している。

取材打ち切り警告も…常態化する一部ファンの暴走

母国アルゼンチンで熱狂的な人気を誇るコラピントの一部ファンが、彼が関係するインシデントを巡って関係者を誹謗中傷したのは、これが初めてではない。

コラピントにペナルティ裁定を下したスチュワードや、ジャック・ドゥーハン、角田裕毅、エステバン・オコン、ピエール・ガスリーら及びその家族らが、これまでに被害を受けている。

こうした状況を受けブリアトーレは、アゼルバイジャンGPに先立ち、コラピントのファンが今後もSNS上で誹謗中傷を繰り返す場合、アルゼンチンのテレビ局へのコラピントのインタビュー対応を打ち切るとまで警告していた。

アルピーヌは声明を通して、近年繰り返されてきた誹謗中傷を容認しない姿勢を強調した。

「以前にも述べた通り、我々はオンライン上の一部ファンの反応を強く非難する。そして、根絶を目指すF1、FIA、他チームと連帯していく。最近のレースではこうしたことが常態化しており、容認することはできない」

さらに、F1に参戦する利害関係者として、問題を指摘するだけでなく、チームには解決に向けた取り組みを支える責任もあるとした。

「我々は今後も選手権のプロモーター兼権利保有者、そして統括団体と引き続き緊密に連携し、オンライン上の誹謗中傷に対処する方法を話し合っていく。同時に、F1の魅力であり、このスポーツを特別なものにしている健全な競争を促していく」


2026年F1第15戦アゼルバイジャンGP決勝では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポール・トゥ・ウインで今季3勝目を飾った。マックス・フェルスタッペンが2位、アイザック・ハジャーが3位に入り、レッドブル・レーシングがダブル表彰台を獲得した。

マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットを舞台とする次戦バーレーンGPは、10月2日(金)のフリー走行1で幕を開ける。

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