ホンダF1、Red Bullのお膝元でポール含むトップ8「有望なロングランを活かして更に上を目指したい」
週末を通してフィールドを席巻していたホンダF1パワーユニット勢は、6月26日のF1シュタイアーマルクGP公式予選で2戦連続のポールポジションを含め、全車がトップ8に並ぶ好成績を収めた。
順位 | ドライバー | Q1 | Q2 | Q3 |
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1 | フェルスタッペン | 1:04.489 | 1:04.433 | 1:03.841 |
5 | ペレス | 1:04.638 | 1:04.197 | 1:04.168 |
6 | ガスリー | 1:04.765 | 1:04.429 | 1:04.236 |
8 | 角田裕毅 | 1:04.608 | 1:04.631 | 1:04.514 |
マックス・フェルスタッペンはチャンピオンシップを争うメルセデス勢を大きく引き離し、今季3度目のポールポジションを獲得。今季4勝目に向けて大きく前進した。チームメイトのセルジオ・ペレスは5番手につけた。
アルファタウリ勢もピエール・ガスリーが6番手、角田裕毅がアゼルバイジャンGP以来となるキャリア2度目のQ3進出で8番手を刻んだ。ただしセッション終了後に走行妨害の裁定が下ったため、角田裕毅は3グリッド降格の11番グリッドから決勝をスタートする事になる。
その名の通り、舞台のレッドブル・リンクはパワーユニット供給先のレッドブル・レーシングのお膝元で、ホンダがV6ハイブリッド時代の復帰後初優勝を飾った地でもある。
ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは土曜午後のグリッド争いを振り返り、各チームのロングランペースは有望であり、決勝では更に上のポジションを目指したいと意気込んだ。
Honda:F1シュタイアーマルクGP予選
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
今日のシュタイアーマルクGP予選では、レッドブル・ホンダのフェルスタッペン選手が2戦連続でのポールポジションを獲得し、ホンダ勢としてはトップ8に4台が入り、我々にとって良い結果となりました。
フェルスタッペン選手は他のマシンとの僅差の戦いの中でミスのない素晴らしいパフォーマンスを発揮して、2番手に0.2秒という大きな差をつけました。
5番手となったチームメートのペレス選手は、明日のレースではミディアムタイヤを履くフェルスタッペン選手とは異なり、ソフトタイヤでスタートする戦略を採ります。レース巧者で知られる選手ですので、更にポジションを上げてくれると期待しています。
アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は、今日も安定したパフォーマンスでフランスGPに続く予選6番手を獲得し、チームメートの角田選手もミスなく8番手と、自身2回目の予選Q3で素晴らしい走りをしてくれました。
どのドライバーもプラクティスでのロングランのペースは良いので、 明日は4台共に良いポジションでフィニッシュできるよう、全力で準備を整えていきたいと思います。
2021年 F1シュタイアーマルクグランプリ決勝レースは、日本時間6月27日(日)22時にスタート。1周4326mのレッドブル・リンクを71周する事でチャンピオンシップを争う。