
平川亮「遥かに準備は整っています」F1スペインGPでFP1出走へ、2度目のハースVF-25ドライブ
ハースのリザーブドライバーを務める平川亮は、今週末の2025年F1第9戦スペインGPのフリー走行1回目(FP1)で再びVF-25をドライブする。2回目の出走ということで、バーレーンGPの時より「遥かに準備は整っています」と意気込む。
平川は、今年4月に鈴鹿サーキットで行われた日本GPでもFP1に出走したが、その後アルピーヌを離れ、ハースに加入。バーレーンのFP1で初めてVF-25のステアリングを握った。2回目の走行となる今回は、エステバン・オコンに代わって金曜日のオープニングセッションを担当する。
今回の起用は、F1参戦経験が2戦以下のルーキードライバーを年間4回起用することを義務付けたF1競技規則に基づくものであり、今季予定されている平川の計4回のFP1出走のうちの2回目となる。
舞台となるカタロニア・サーキットは、高速コーナーやロングストレート、急な方向転換を含むテクニカルなレイアウトが特徴で、ルーキーのみならずベテランにとってもチャレンジングなコースだ。
クルマの総合性能が問われるうえ、オーバーテイクが難しいことで知られており、さらにタイヤには継続的に高い負荷がかかることから、デグラデーションの管理も重要な課題となる。
平川は今回の出走に向けて、「まずは、再びFP1を走行できる機会をいただき、本当に感謝しています」とコメントした。
「バルセロナは高速コーナーとロングストレートが特徴のコースです。今回のFP1もチャレンジングになると思いますが、エンジニア陣と連携して取り組んできましたし、バーレーンでの初走行の時よりも、遥かに準備は整っています」
「1時間という短い時間ですが、チームのために良いデータを残せるよう、時間を最大限に活かしてベストを尽くします。本当に楽しみにしています」
今回の出走では、バーレーンでのFP1で課題として挙がっていたブレーキングを如何に改善できるかが、焦点の一つとして注目される。