2023年F1第8戦スペインGPの3回目のフリー走行が6月3日(土)に行われ、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）が1分13秒664を記録。全てのプラクティスでトップを刻み予選に臨む事となった。角田裕毅（アルファタウリ）は9番手につけた。

赤旗と雨の影響により20台すべてを合わせても計275周と、コース上でのアクションを期待していたファンにとっては見所が限られる60分間となったが、それが故にタイムシートの並びに大きな意味はなく、2日目に向けた各車の変更の成果も分からず、予選と決勝に向けて序列は更に謎を深める事となった。

グランプリ2日目を迎えた土曜の現地バルセロナはドンヨリとした雲に覆われ、週末最後のプラクティスは気温21℃、路面26℃のドライコンディションでスタートするも、開始早々にセッションは一時中断された。

開始8分、最終コーナーで砂埃が舞い上がり、ローガン・サージャント（ウィリアムズ）がグラベルを越えてアウト側のバリアに衝突した。コーナリング中にリアを失い飛び出した格好で、コースの一部に雨が降り始めていた。

FP3の最終的なリザルトの並びは、赤旗が出るまでの序盤8分時点のものとなった。

セッションは8分ほどで再開されたものの、半端なコンディションの走行で得られるものはなく、インターミディエイトを履いたランド・ノリス（マクラーレン）が1周を経てすぐにガレージに戻った残り26分まで、コースに出ていくクルマはなかった。

予選での降雨が懸念される中、ウェットコンディションでの感触を掴んでおこうと、ルイス・ハミルトン（メルセデス）とクルマを破損したサージェントを除く全車がその後、インターを履いてコースに出ていった。

雨は依然として降り続いていたものの、最終セクターを別にすれば路面はさほど濡れておらず、インターで走るには少し乾きすぎた状況で、ノリスがソフトに履き替えまずまずのタイムを記録すると、他車もこれに続いたが、序盤のタイムが更新されることはなかった。

ランス・ストロール（アストンマーチン）はターン5のグラベルに飛び出し、ピエール・ガスリー（アルピーヌ）はターン8でグラベルを突っ切るシーンがあったが、特に大きなアクシデントはなかった。

全3ラウンド、計1時間が予定されるF1スペインGPの公式予選は、日本時間6月3日(土)23時からカタロニア・サーキットにて行われる。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2023年F1第8戦スペインGPフリー走行3（FP3）リザルト

コンディション

セッション概要

サーキット

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