マリーナベイ・ストリート・サーキットのピットロードを走行するマクラーレンMCL34、2019年F1シンガポールGPにて
Courtesy Of Mclaren

マクラーレン、2台揃ってトップ10連発「中団は熾烈、安心はできない」F1シンガポールGP《初日》

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マクラーレンは20日(金)に行われたF1シンガポールGP初日2回目のプラクティスで、カルロス・サインツが7番手、ランド・ノリスが9番手タイムを刻み、FP1に続いて2台揃ってトップ10に名を刻んだ。両者のギャップは0.216秒。マリーナベイ市街地コース初走行のノリスが能力の高さを見せつけた。

テクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは「これまでと同様に、中団グループは今回も熾烈な接戦になりそうだから、予選では是が非でもパフォーマンスを最大限に活かす必要がある。非常に難しいコースにも関わらず、ルーキーのランドが素晴らしい仕事をしてくれているのは前向きだ」とセッションを振り返った。

マクラーレン:F1シンガポールGP初日

カルロス・サインツFP2: 7位, FP1: 7位

良い形で週末をスタート出来たよ。クルマの感触を少しずつ改善させつつ、セットアップを正しい方向に進め、2台揃ってトップ10に入れ込むことができた。

とは言え、シンガポールは金曜から土曜にかけてコンディションが大きく変化するから安心はできない。明日は路面状況も変わるだろうしね。予選で最大限の結果を残せるように、今夜はマシンを仕上げていくつもりだ。

ランド・ノリスFP2: 9位, FP1: 8位

堅実な1日だったよ。ここを走るのは今回が初めてだけど、直ぐに速さを引き出して走行できたと思う。FP1の序盤はコースを学ぶことに時間を費やした。参考資料を確認したり、ブレーキングポイントを確認したりね。その後、クルマに関する作業を始めて、幾らか改善させる事が出来た。満足だよ。

FP2で、初めて燃料を積み込んでロングランをこなした。良い点と悪い点、そして改善しなきゃならないエリアについては、ちゃんとデータ取り出来たから、今夜その分析に取り組むつもりだ。全体としてはまずまずだったし、楽しい1日だった。


初日をトップで締め括ったのはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)をコンマ1秒差で退けた。3番手にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続く結果となった。

2019年F1シンガポールグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間9月21日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡って開催される。

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