トロロッソ・ホンダ、Q3進出に向け2台揃って上々「マシンの感触が良く心強い」F1シンガポールGP《初日》
トロロッソ・ホンダはF1第15戦シンガポールGP初日プラクティスを、ピエール・ガスリーが10番手、ダニール・クビアトが11番手で締め括った。2人は両セッションで共に、予選Q3進出に期待の持てる有望なタイムを刻んだ。
市街地コースはマシンよりもドライバーの腕が問われるため、チームはドライバーが限りなく多く周回を重ねられるようにプログラムを計画。FP1ではガスリーのマシンにエアロレイクを取り付け空力テストを行い、その情報を元にして、FP2に向けてマシンバランスの改善に努めた。
初日リザルトを見る限り、マリーナベイでの最大のライバルはマクラーレンとルノーとなりそうだ。セッションを振り返ったチーフ・レースエンジニアのジョナサン・エドルズは「燃料を積んだ状態での走行についてはOKだが、ショートランに関してはまだ改善の余地がある」と語った。
黄色とオレンジのマシンとのギャップはコンマ3秒程。決して小さな差ではないが、チャンスは十分にある。
Q3進出に向け2台揃って上々
ダニール・クビアトFP2: 11位, FP1: 9位
いずれのセッションでも、予定していたプログラムを消化できたし、今日は順調だった。マシンバランスの改善に向けて、やるべき仕事がまだ若干残ってるけど、今日の出来には満足してるし、クルマの改善のために必要な要素について、明日は更に学べるはずだ。まだタイムを向上させる余地はあるから、その方法を全力で見つけてみせる。
ピエール・ガスリーFP2: 10位, FP1: 10位
僕らにとって実り多い初日になったと思う。今日は幾つかテストを実施したんだけど、マシンを改善するためには今夜取り組まなきゃならない作業が残ってる。でも、両方のセッションでトップ10に入れたし、週末のスタートとしては悪くない。それにペースもまずまずだと思う。
予選は本当に厳しい戦いになると思うから、明日のチャンスを最大限に活かすためには、これから徹夜で全てをまとめ上げる事が重要になるはずだ。それでもクルマの感触は良いし、凄く心強い。
初日をトップで締め括ったのはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)をコンマ1秒差で退けた。3番手にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続く結果となった。
2019年F1シンガポールグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間9月21日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡って開催される。