戦況を見つめる長谷川祐介
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2台がトップ10を記録したホンダF1「FP3に向けて改善の余地あり」 F1シンガポールGP 2017《初日》

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F1シンガポールGPの初日練習走行をトップ10圏内で締めくくったマクラーレン・ホンダ、ホンダのF1プロジェクトを統括する長谷川祐介は、今日の結果に満足しているものの、マシンにはまだ改善の余地があると語り、明日のFP3での更なる飛躍を予想する。

マクラーレン・ホンダはFP2でフェルナンド・アロンソが7番手、ストフェル・バンドーンが6番手と、レッドブルとメルセデス、そしてルノーのニコ・ヒュルケンベルグに次ぐ競争力を見せつけた。フェラーリの2台が出遅れた影響はあるものの、4番手バルテリ・ボッタスからコンマ4秒落ちのタイムは上出来といえる。

FP2開始直前に、今シーズン末での契約終了を発表したマクラーレン・ホンダ、長谷川はいつもより口数少ないコメントを発表した。

ホンダF1:シンガポールGP初日を終えて

長谷川祐介ホンダF1プロジェクト総責任者

シンガポールGPは、典型的な熱帯の天候の中で始まりました。暑くて湿度が高い状況にもかかわらず、チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、スケジュールどおりに走行プログラムを終えることが出来ました。

まだ金曜初日の段階ですので、我々の序列について話すのは時期尚早ではありますが、両方のドライバーが今日見せてくれたラップに満足しています。明日のFP3に向けては、マシンのセットアップに改善の余地があると考えています。

ここはマクラーレン・ホンダが強みを発揮できるサーキットです。加えて我々には優秀なドライバーが2人いますので、明日の予選ではポジティブな結果を期待しています。


ホンダは、来季トロ・ロッソにパワーユニットを供給する。ブランド・コミュニケーション本部長の森山克英は「2018年の目標はトロロッソ・ホンダとして表彰台争いをする事」と語り大躍進を誓う。

F1シンガポールGP3回目のフリー走行は、日本時間9月16日(土)19時から、予選は同日22時からマリーナベイ市街地コースで行われる。

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