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4月25日にパリで開催されたFIAの会合で、シャークフィンとT-ウイングの禁止が正式決定された。この会合では、これら2つのデバイスを禁止すべくエンジンカバー周りの技術規約を修正、この規約は2018年から適用される。これにより、一部から強烈な不評を買っていた2017年のF1トレンドは、僅か1年でその寿命を終えることになる。
2017年のレギュレーション大改革に伴うF1マシンのワイド&ロー化は、リアウイングに大きな乱流を発生させることになった。チームはこの問題に対処するための方法として、シャークフィンとT-ウィングを採用したが、今季新しくF1の競技責任者に就任したロス・ブラウンは、これらのデバイスの”見た目が悪い”として、時期を見計らって禁止する方向で検討していると語っていた。
シーズン開幕前、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「新しいマシンはすごくかっこいいと思うけど、あの長いエンジンカバー(シャークフィンのこと)だけ残念だ」とコメント、ブラウンの意見に賛同する姿勢を見せていた。