エルマノス・ロドリゲス・サーキットのパドックを歩くアルファタウリ・ホンダの角田裕毅、2021年11月5日F1メキシコGPにて
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角田裕毅、初体験インテルラゴス習熟は僅か1時間も楽観視…経験積みクルマに自信

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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅が11月12~14日に開催される2021年FIA-F1世界選手権第19戦サンパウロGP(旧ブラジルGP)に先立って抱負を語った。

前戦エルマノス・ロドリゲスに続きインテルラゴスもまた、角田裕毅にとっては未経験のコースとなり、ベテラン達に対してハンデを抱える事になる。

加えて今週末はスプリント予選フォーマットが適応されるため、予選に向けてコースを学ぶための時間は1時間しかない。

だが、過去18戦に渡ってマイレージを積み重ねてクルマへの理解を深め、イギリスとイタリアで2度の新予選方式を経験してきた事が、角田裕毅を楽観視させている。

どう対処すれば良いか分かってる

角田裕毅

メキシコGPでは1周も走り切る事ができませんでしたが、日曜日までのパフォーマンスは今シーズンの中でも最高のものだったと思います。3戦連続でQ3に進出し、週末を通してペースは良く、全体としてクルマに自信を持つことができました。

僕にとっては初めてのメキシコ訪問となりましたが、ファンは誰もが本当に情熱的で、とても素晴らしい経験ができましたのでガッカリはしていません。

サンパウロを訪れるのも僕にとっては初めて経験です。僕はブラジルのコースを走った事がなく、今回はおまけにスプリントフォーマットが適用されるため予選前に新しいコースを学ぶため時間が1時間しかありません。

ですが、こうした状況はこれまでに何度か経験していますし、経験を積み重ねてきた事でクルマに対する自信も深まっていますので、どうなるかという予想も立ちますし、どう対処すれば良いかも分かっています。


インテルラゴス・サーキットは前戦エルマノス・ロドリゲスと同じ様に高地に位置するが標高は約800mと1500mほど低く、メキシコGPに比べればダウンフォースやパワーユニット、冷却への影響は限定的だ。

”ブラジルGP”の名称で開催された一昨年のグランプリでは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがキャリア初のポール・トゥ・ウインを飾り、2位にトロロッソのピエール・ガスリーが続くホンダ1-2という結果となった。

F1サンパウロGPは、日本時間11月12日(金)24時30分からのフリー走行1で幕を開ける。

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