スプリントを前にレッドブル・レーシングのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコと話をするセルジオ・ペレス、2022年11月12日F1サンパウロGP
Courtesy Of Red Bull Content Pool

セルジオ・ペレス「このままだと苦戦する」決勝での対メルセデス、フェラーリに危機感

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セルジオ・ペレス(レッドブル)は11月12日(土)のF1サンパウロGPスプリントを終えて、FP2からの僅か4時間で競争力が大幅に低下したとして、このままでは決勝でフェラーリ及びメルセデスを逆転するのは厳しいと危機感をあらわにした。

スプリント前の最終プラクティスで2番手タイムを刻んだペレスは、9番グリッドから24周のスプリントに挑み、4ポジションアップの5位でフィニッシュした。

リザルトとしては決して悪くはないようにも思われるが、上げた4つの順位のうちの2つはアルピーヌ勢の同士討ちによる棚ぼたで、うち1つは格下のハースを駆るケビン・マグヌッセン、そして最後の1つは依然として体調不良が続くランド・ノリス(マクラーレン)を追い抜いた事によるものだった。

ペレスはレース内容は期待外れだったとして、タイヤの劣化に加えてマシンバランスに苦労したと説明した。

僚友マックス・フェルスタッペンも同様の課題に見舞われ、一時はラップをリードしながらも最終的に4位にまで後退。「メルセデスは無敵」に見えるとして、レースに向けて自信を喪失した様子を見せている。

このままだとレースで苦戦する

セルジオ・ペレススプリント: 5位 / FP2:2位

今日はあまり良くなく、レースは酷かったし、明日に向けて今夜は分析しなきゃならない事が山積みだ。

どういうわけか予想以上にデグラデーションが激しく、全体的にクルマのバランスも悪かった。もっと良いペースを期待していたのに。

ポジションを上げるのはかなり難しかった。前を行くルイス(ハミルトン)やカルロス(サインツ)には太刀打ちできず、最終的にはマックス(フェルスタッペン)にも十分に近づけなかった。

今週末はメルセデスとフェラーリに遅れを取っている状況だ。彼らはかなり力強いし、僕らより遥かにペースが良いように思う。

FP2からスプリントレースにかけて僕らはかなりの競争力を失った。今朝の段階ではクルマにかなり満足できていたんだけどね。

このままだとレースで苦戦する事になるだろうから、改善して自分たちのリズムを取り戻す必要があるし、今日何が起きたのかを理解しなきゃならない。

この状況を打破できるといいんだけど。


2022年F1サンパウロGPスプリントではジョージ・ラッセル(メルセデス)が逆転優勝。2位にカルロス・サインツ(フェラーリ)、3位にルイス・ハミルトン(メルセデス)が続く結果となった。

決勝レースは日本時間11月13日(日)27時にフォーメーションラップがスタート。1周4309mのインテルラゴス・サーキットを71周する事でチャンピオンシップを争う。

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