角田裕毅、FP1から「何かがおかしい、本当に遅い」問題解決できず19番手
「よい週末が過ごせるはず」との自信と期待は見事に打ち砕かれた。角田裕毅(アルファタウリ)は11月11日(金)に行われたF1第21戦サンパウロGP予選で19番手に留まりQ1敗退を喫した。
不調はFP1から始まっていた。同じAT03をドライブするピエール・ガスリーが10番手を刻む一方、チームメイトから0.88秒遅れの19番手でヘルメットを脱いだ。
スリックタイヤに履き替えたタイミングが遅く、十分に計測ラップを走れなかったとは言え予選でもこの傾向は変わらず、ガスリーから1.893秒遅れの19番手でQ1ノックアウトを喫した。
角田裕毅は「週末の出だしからペースが本当に本当に遅く、FP1は19番手でした。何かが変な感じで、問題を解決できないままに予選に臨む事になりました」と述べ、オープニング・セッションから原因不明の課題を抱えていた事を明かした。
チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは、FP1での苦戦を経て予選に向けて角田裕毅の22号車のセットアップを「少し変更」したと説明し、次のように続けた。
「予選でのタイヤ選択は適切だったが、ユーキは依然としてグリップ不足に苦しみ、Q1でノックアウトしてしまった」
FP1からずっとグリップ不足
角田裕毅
予選: 19位 / FP1: 19位
ガッカリです。FP1からずっとグリップ不足で、予選までに解決策を見出すことができませんでした
Q1ではドライタイヤで2周して良いタイムを刻もうとしたのですが、残念ながらグリップ不足でペースが上がりませんでした。
2022年F1サンパウロGP予選でポールポジションを獲得したのはケビン・マグヌッセン(ハース)。これにマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とジョージ・ラッセル(メルセデス)が続く結果となった。
イベント2日目の11月12日(土)は、60分間のFP2セッションに続いて日本時間28時より100kmの短距離レースで決勝のスターティンググリッドを争う「F1スプリント」が行われる。