レース前のグリッド脇で栄養ドリンクを補給するアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー、2020年F1ロシアGPにて
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9位ガスリー、予想外のVSC早期解除で順位失うも自力で挽回「もう少しやれたはず!残念」

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F1ロシアGP決勝レースを9位入賞で終えたアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、53周に及んだ長き戦いを終えて、マシンのポテンシャルを考えれば「もう少し上の結果が得られたはず」であるとして「少し残念」と語った。

9番グリッドからソフトタイヤでスタートしたガスリーは、オープニングラップで7番手に浮上。その後、18周目にハードタイヤに履き替えたものの、戻った位置がトラフィックの中で、キミ・ライコネン(アルファロメオ)を抜きあぐねながらの走行を強いられた。

9番手を走行していた43周目のバーチャル・セーフティカー(VSC)を機にピットへと向かい、ミディアムタイヤに交換。VSCが予定外に早く解除されたために2ポジションダウンの11番手でコースに復帰したが、コース上でランド・ノリス(マクラーレン)とアレックス・アルボン(レッドブル・ホンダ)の2台を抜き去り、9位でフィニッシュした。

順位 ドライバー チーム タイム
8 ダニール・クビアト アルファタウリ・ホンダ 53 +68.740s 4
9 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 53 +89.766s 2
10 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 53 +97.860s 1

もう少しやれたはず!残念

ピエール・ガスリー決勝: 9位, グリッド: 9番手

簡単なレースじゃなかった。上手くスタートを決めて7番手を走行していたけど、レース中盤でアレックス(アルボン)とキミ(ライコネン)とバトルしていた際にかなりタイムをロスしてしまった。シャルル(ルクレール)にもオーバーカットされてしまったけど、ペースはかなり良かったからコース上で抜き返そうと頑張った。

バーチャル・セーフティーカーがもう少し長く続いていれば、確実にフリーストップ(順位を失う事なくピットイン)できたはずだけど、予想より短いタイミングで解除されたしまったから、逆にポジションを失ってしまった。それでも、何台かをオーバーテイクしてポジションを取り戻す事ができたのは良かった。

クルマのフィーリングは良かったしペースも悪くなかっただけに、もう少し上のリザルトもあり得たと思うから、その点は残念だね。


9月27日(日)にソチ・オートドロームで行われた2020年F1第10戦ロシアグランプリ決勝レースでは、3番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタス(メルセデス)が通算9勝目を上げて優勝し、2位にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3位に表彰台にはルイス・ハミルトンが続く結果となった。

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