笑顔のブレンドン・ハートレー、2018年F1ロシアGP初日
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16番手ハートレー、一発の速さではなく決勝でのペースを追求「ロングランはかなり競争的」

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トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、9月28日(金)に行われたF1第16戦ロシアGP初日プラクティスを16番手タイムで終えたものの、今日のセッションでは一発のラップタイムは重視せず、レースペースを追求していたと語る。

フルコンポーネントを交換したハートレーには、規約によりグリッド最後尾からのスタートが義務付けられる。そのため今週末は、予選ではなく53周で争う決勝レースをターゲットとして、フリー走行での準備を重ねて行く事となる。

初日セッションを振り返ったハートレーは、レース周回数を想定したロングランでのペースに満足感を示し「かなり競争的な速さがあった」と強調。タイムシートこそ寂しいものの、総じてポジティブな一日になったとの認識を示した。

決勝でのレースペースを追求「ロングランはかなり競争的」

ブレンドン・ハートレーFP1: 19位, FP2: 16位

日曜のレースをグリッド後方からスタートする事になるから、今日はレースペースを追求する事を再優先事項にしてたんだ。マシンから出来る限りの速さを引き出す事に集中して取り組んだ。

ソチで走ったのは今回が初めてなんだけど、あまり好きなタイプのトラックじゃなかったなあ。でも、最初の数周でかなり多くの事を学ぶ事が出来た。

FP1でちょっとしたトラブルが出てしまったから、FP2に向けてフロアを交換したんだけど、燃料を沢山積んだ状態でのロングランはかなりコンペティティブだったように思う。

FP2ではハイパーソフトタイヤの性能を最大限に引き出せずに終わってしまったけど、マシンが重い状態でのペースが良かった事を思えば、前向きな一日になったと言えるね。


初日をトップで締め括ったのはソチ・オートドローム4連覇中のシルバーアローの2台。ルイス・ハミルトンがトップタイムを記録し、バルテリ・ボッタスが2番手に続いた。

3番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン。チャンピオンシップで後がないフェラーリは新型フロントウイングを投入するも、セバスチャン・ベッテルが5番手と冴えない結果に終わった。

F1ロシアグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間9月29日(土)18時から19時まで、公式予選は同21時から1時間に渡って行われる。

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