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F1レギュレーション解説「フリー走行 & 予選編」
F1レギュレーションの中から、フリー走行及び予選に関連する主だったルールを厳選しその要点を以下にまとめる。
フリー走行及び予選に関連する主なルール
- すべてのドライバーは各グランプリにおいて、金曜に開催される2つのフリー走行(各1時間)、土曜に開催されるフリー走行(1時間)と予選セッションに参加することができる
- 個々のフリー走行参加は必須ではないが、決勝レース参加の資格を得るには少なくとも1回の練習走行に参加する必要がある
- フリー走行1とフリー走行2との間隔、フリー走行3と予選との間隔は2時間未満であること
- 予選セッションは1時間とし、Q1、Q2、Q3の3つのセグメントで構成される
- 各予選のセグメントは、同時に複数のドライバーがコース上でアタックを行う
- コースクラークは、コース上の安全が確認されるまでセッションを中断させる可能性がある。予選中の中断の場合には中断時間分セッションが延長される
- 予選中に他のドライバーを妨害した場合、タイム抹消もしくはグリッドペナルティ
- 予選中にサーキットで停止してしまったドライバーはセッションに参加することはできない
- 予選中にサーキットで停止し、セッションが終了する前にピットに戻ったマシンは、セッション終了時までパルクフェルメで保管される。これは、停止後再び参加することが許可されているフリー走行とは対照的。
- シーズン中に最も多くのポールポジションを獲得したドライバーにはトロフィーが授与される。同点の場合には、2位獲得の回数、3位獲得の回数…のように判断する。
予選各セッションについてのルール
Q1 / 18分間
セッション終了後に6人のドライバーが脱落、16人がQ2に進出。これにかかわらず、Q1最速ラップタイムに1.07倍を乗じたタイムより遅いタイムとなったドライバーは予選除外とし、決勝への参加権利はスチュワードの裁量によって決まるものとする。
Q2 / 15分間
Q1終了後の短い休憩の後、Q2進出の16台のマシンは15分間のセッションでタイムを競う。6人が脱落し、10人がQ3に進出。
Q3 / 12分間
Q2終了後の短い休憩の後、Q3進出の10台のマシンは12分間のセッションでタイムを競う。これによりポールポジションとトップ10グリッドが決定する。
手短に2024年のF1レギュレーションを知りたい方は「2024年F1ルール主要変更点のまとめ」を、より詳しくルールの全体像を知りたい方は「F1ルール完全網羅版」を参照されたい。