F1カタールGPが開催されるロサイル・インターナショナル・サーキットのホームストレート、2021年11月17日
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F1カタールGP決勝グリッド︰フェルスタッペンら降格で6台変動、皮肉にもガスリーが最前列に

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11月22日(日)日本時間23時よりロサイル・インターナショナル・サーキットで開催される2021年シーズンのF1世界選手権第20戦カタールGPの公式スターティング・グリッドが国際自動車連盟(FIA)より発表された。

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がピットストレート上に停車した事に伴う黄旗を無視した疑いがあるとして召喚されていたマックス・フェルスタッペン、バルテリ・ボッタス、カルロス・サインツに関する裁定の発表がレース開始1時間半に行われ、ようやくグリッドが決する事となった。

F1、黄旗無視裁定を発表

全6台の並びが変動

サインツに関してはテレメトリーシステム上で減速した事実が確認されたためお咎めなしとなったが、シングルイエロー無視のボッタスには3グリッド降格、ダブルイエローフラッグ無視のフェルスタッペンには5グリッド降格処分が下された。

フェルスタッペンは7番グリッド、ボッタスは6番グリッドからのスタートとなる。

この結果、皮肉にも黄旗の原因となった張本人、ガスリーが最前列2番グリッドに繰り上がった。同じ様にフェルナンド・アロンソは3番グリッド、ランド・ノリスは4番グリッド、そしてサインツは降格どころか逆に5番グリッドに昇格した。

なお今週末は珍しく、パワーユニットを交換したドライバーがいなかった。また以下のドライバーがギアボックスを交換したが、6戦連続使用規定を満たしていたためペナルティの対象外だった。

  • ニキータ・マゼピン
  • ニコラス・ラティフィ

最前列ポールポジションのルイス・ハミルトンはミディアムタイヤを、対してフロントロー2番手のガスリーは路面的に不利ながらもソフトを履く。スタート直後のターン1に注目だ。

カタールGPタイヤ戦略考

2021年F1カタールGP 決勝グリッド

2021年 F1カタールグランプリ決勝レースは、日本時間11月21日(日)23時にスタート。1周5,380mのロサイル・インターナショナル・サーキットを57周する事でチャンピオンシップを争う。日本ではフジテレビNEXTとDAZNがライブで放送する。

Pos No Driver Team Qualifying
1 44 L.ハミルトン メルセデス 1(-)
2 10 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ 4(+2)
3 14 F.アロンソ アルピーヌ・ルノー 5(+2)
4 4 L.ノリス マクラーレン・メルセデス 6(+2)
5 55 C.サインツ フェラーリ 7(+2)
6 77 V.ボッタス メルセデス 3(-3)
7 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 2(-5)
8 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 8(-)
9 31 E.オコン アルピーヌ・ルノー 9(-)
10 5 S.ベッテル アストンマーチン・メルセデス 10(-)
11 11 S.ペレス レッドブル・ホンダ 11(-)
12 18 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス 12(-)
13 16 C.ルクレール フェラーリ 13(-)
14 3 D.リカルド マクラーレン・メルセデス 14(-)
15 63 G.ラッセル ウィリアムズ・メルセデス 15(-)
16 7 K.ライコネン アルファロメオ・フェラーリ 16(-)
17 6 N.ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 17(-)
18 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ・フェラーリ 18(-)
19 47 M.シューマッハ ハース・フェラーリ 19(-)
20 9 N.マゼピン ハース・フェラーリ 20(-)

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