バルセロナテスト3日目に最速を刻んたトロロッソ・ホンダ26号車copyright Getty Images / Red Bull Content Pool

F1バルセロナテスト《3日目》総合結果:トロロッソ・ホンダが最速!

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2019年F1バルセロナ合同テスト3日目のセッションが20日、スペインのカタロニア・サーキットで開催された。水曜の現地上空は雲に覆われ薄暗く、セッションは気温10℃、路面11℃のドライコンディションのもと、現地午前9時にスタート。中一時間の昼休みを挟んで午後18時まで8時間に渡ってセッションが行われた。

この日最速を記録したのは、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアト。一年ぶりにF1にカムバックしたロシア人ドライバーは、137周という大量マイレージを稼いだだけでなく、セッション終了直前にC5タイヤを履いて1分17秒704を記録。アルファロメオのキミ・ライコネンが同じコンパウンドで記録した暫定ファステストを、100分の58秒上回ってみせた。

クビアト「トップタイムに満足してはならない」

マシン開発の遅れから、昨日までテストを欠場していたウィリアムズの2019年マシン「FW42」が、明け方4時にパドックへ到着。懸命の作業の甲斐もあり、午後14時30分過ぎに初めてコースインを果たした。ステアリングを握ったジョージ・ラッセルは1周のインスタレーションラップを完了した後にピットイン。その後はシステムチェックなどを兼ねて23周を走った。

カタロニア・サーキットを初走行するウィリアムズFW42、バルセロナテスト2日目
© Williams、ようやくトラックを走行したウィリアムズFW42

3番手はワークスルノー。昨日のリアウイングの暴発を受けて、午前を担当したニコ・ヒュルケンベルグはDRSを使用せずにパフォーマンスランを繰り返し実施していたものの午後は解禁。R.S.19のステアリングを引き継いだリカルドは、スーパーソフトに相当するC4コンパウンドで18秒164をマークした。チームとしては合計143周を走り込んだ。

初日・2日目を席巻したスクーデリア・フェラーリは、この日セバスチャン・ベッテルがSF90の走行を担当。周りが柔らかいコンパウンドを投入する一方、中間コンパウンドを履いて134周を走破し、堅実にプログラムを完了した。ただし、セッション残り30分を残して走行を切り上げた点は不可解だ。

レッドブル・ホンダRB15のステアリングを握ったのはマックス・フェルスタッペン。午前中はエアロレイクを取り付ける等して、数周走ってはピットイン、数周走ってはピットイン、という流れを繰り返し、33周に留まったが、午後は様々なセットアップを試しつつ、モリモリ走り込んでトータル104周。5番手タイムでマシンを降りた。ホンダエンジン勢としては合計246ラップ。大量のデータを蓄積した。

レッドブル・ホンダRB15、バルセロナ合同テスト3日目
© Getty Images / Red Bull Content Pool、午後のバルセロナは日差しが戻った

メルセデス勢はラップタイムを全く気にすること無く、この日もひたすらに走行を繰り返し、午前を担当したバルテリ・ボッタスが88周の11番手、午後を引き継いだルイス・ハミルトンが94周の12番手。タイムシート的には事実上の最下位であったものの、圧巻の182周を消化している。

連日印象的なタイムを残してきたハース勢は、ピエトロ・フィッティパルディとロマン・グロージャンの二人体制。午前を担当したフィッティパルディは堅実に周回を重ねていたものの、セッション開始から2時間半のところでコース上でストップ。セッション終了間際にも同じようにトラック上で立ち往生し赤旗の原因となった。ハースVF-19は初日の午前にも燃圧関連のトラブルで止まっているが、今回はイグニッションコイル関連だと発表された。

2日目までの総走行距離が109周ほどに留まっていたレーシングポイントはこの日、セルジオ・ペレスがRP19をドライブ。やや物足りない43周でランチブレイクを迎えた。その後もさほどマイレージを伸ばすことは無く、トータル67周の10番手タイムに終わった。

マクラーレンはセッション開始から2時間遅れてようやくコースイン。MCL34のステアリングを握ったカルロス・サインツは、午前に僅か27周を走ったのみで昼休み。信頼性不足が多発した昨年の不安が脳裏によぎったが、午後は順調に走り込んで計90周。9番手タイムでチェッカーとなった。

F1合同テスト《3日目》総合順位結果

Pos Driver Team Time Tyre Laps
1 ダニール・クビアト トロロッソ・ホンダ 1:17.704 C5 138
2 キミ・ライコネン アルファロメオ 1:17.762 C5 138
3 ダニエル・リカルド ルノー 1:18.164 C4 80
4 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:18.350 C3 80
5 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:18.787 C3 104
6 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1:18.800 C4 63
7 ロマン・グロージャン ハース 1:19.189 C3 69
8 ピエトロ・フィッティパルディ ハース 1:19.249 C4 48
9 カルロス・サインツ マクラーレン 1:19.354 C3 90
10 セルジオ・ペレス レーシングポイント 1:20.102 C3 67
11 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:20.693 C3 88
12 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:20.818 C3 94
13 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ 1:25.625 C3 23