ニュルブルクリンクのガレージに収まるレッドブル・ホンダ33号車、2020年F1アイフェルGP
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ホンダF1、11戦連続表彰台なるか「1990年大会のアイルトン・セナに負けない結果を目指したい」と田辺TD

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ホンダエンジン勢は今季11レースを終えて、10戦連続で表彰台登壇を果たしてきた。11連続記録の前に立ち塞がるのは、79番目のF1開催地となるポルティマオのアルガルベ・サーキットだ。

1億9,500万ユーロの費用が投じられ2008年秋にオープンした全長4.6kmのコースでは、かつて幾つかのチームがF1テストを実施しているものの、23日(金)のグランプリ初日が全チームにとって初の本格走行となる。

そのためチームにはデータがなく、計240分間という限られたプラクティスの中で、サーキット特性を理解してセットアップの最適化を進め、タイヤへの学びを深める事が週末の鍵を握る事になる。

アルガルベ国際サーキット
アルガルベ・サーキット / courtesy of MotoGp

アルガルベでのF1は初となるが、ポルトガルでは過去、1958年と1960年にポルトで、1959年にはモンサントで、そして1984年から1996年まではエストリルでグランプリが開催されてきた。

ホンダとしての最後のポルトガルGPはエストリルで行われた1992年で、この時はマクラーレン・ホンダのゲルハルト・ベルガーとアイルトン・セナが、ウィリアムズ・ルノーのナイジェル・マンセルに続く2-3フィニッシュを果たした。

田辺豊治テクニカル・ディレクターは週末に先立って「1990年大会のアイルトン・セナに負けない結果を目指したい」と豊富を語った。田辺TDにとっての最後のポルトガルGPは、これに遡ること2年前の1990年大会で、この際もマンセル(フェラーリ)が優勝を飾り、セナが2.808秒差の2位、ベルガーが5.896秒差の4位でチェッカーを受けている。

Honda:ポルトガルGPに向けて

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

F1グランプリ第12戦が行われるポルトガルのアルガルベ・サーキットは、第9戦のムジェロと同じくF1初開催となるサーキットです。リスボンから南へ約300km、ポルトガルの南西端に近いアルガルベ地方の丘陵地帯に2008年に建設され、全周に渡ってアップダウンの繰り返しがあるのが特徴です。

当然、過去の走行データがありませんので、シミュレーションを元にチームと共に入念な準備を重ねてきました。同じくハイブリッドレギュレーションでの初走行となった今シーズンのムジェロやニュルブルクリンクでの経験も生かしながら、金曜からセットアップの最適化を進めていきます。

ここ数戦に渡って、アストンマーチン・レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリ・ホンダは共に良い走りを見せていますので、今週末もこの勢いを維持していきたいと思っています。

私自身としては、ポルトガルでのレースはエストリル・サーキットで行われた1990年以来になります。その際には(アイルトン・)セナ選手が2位、(ゲルハルト・)ベルガー選手が4位でした。今回もそれに負けないような結果を残せるよう、チーム一丸となって挑みます。


ポルトガルGPの戦いの舞台となるのは、F1初開催を迎えるアルガルベ・サーキットだ。全長4,684m、コーナー数は15と、高低差が大きく現代的なサーキットという点においてはサーキット・オブ・ジ・アメリカズに似ているが、インテルラゴス・サーキットを彷彿とさせる部分もある。DRSゾーンはホームストレートの1箇所。

一帯は「アルガルヴェ・モータースポーツパーク」と呼ばれており、カートコースやオフロードコース、屋内スイミングプールやフィットネスセンターなどを擁する5つ星ホテルやビジネス・インキュベータなどを備える。

F1ポルトガルGPは、日本時間10月23日(金)19時からのフリー走行1で幕を開ける。

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