アルガルベ・サーキットのホームストレートとグランドスタンド、2020年F1ポルトガルGPcopyright Alfa Romeo Racing

アルガルベ・サーキット

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サーキットデータ

名前 アルガルヴェ・サーキット
所在国 ポルトガル
設立年 2008年
デザイン リカルド・ペーニャ
全長 4,684m | 15コーナー
周回数 66周 | 時計回り
最高速度 352.9km/h
エンジン負荷*2 | 全開率 : 70%
ブレーキ負荷
エアロ重要度
収容人数 72,942人
総工費 1億9,500万ユーロ億円
WEBサイト autodromodoalgarve.com
SNS instagram

*1 ポールポジションから最初の制動地点までの距離
*2 全開率は距離ではなくタイムベースで算出

オートドロモ・インターナシオナル・ド・アルガルヴェ(Autodromo Internacional do Algarve)は、ポルトガル南部のアルガルヴェ地方の北部丘陵地帯に位置するレーシングコースのことで、ポルティマオ・サーキット、あるいはアルガルベ・サーキットとも呼ばれる。ポルトガルGPの舞台として、2020年10月23日~25日に初めてF1グランプリが開催される。

一帯は「アルガルヴェ・モータースポーツパーク」と呼ばれており、カルトドロモ・インターナシオナル・ド・アルガルヴェ(Kartódromo Internacional do Algarve)と名付けられたカート用トラックやオーフロード用のコースの他、屋内スイミングプールやフィットネスセンターなどを擁する5つ星ホテル、スタートアップ企業のためのビジネス・インキュベータ、短期滞在用のアパート郡などを備えている。

アルガルヴェは故アイルトン・セナがヨーロッパにおけるレース拠点としていた場所としても知られる。ポルトガルとセナと言えばF1初優勝だ。場所はアルガルヴェではなくエストリル・サーキットだが、1985年4月21日に開催されたポルトガルGPでセナは、キャリア初ポールポジションから全周リードを築いて初勝利を飾った

アルガルヴェ国際サーキットのホームストレート、2014年フェラーリ・チャレンジ・ヨーロッパにて
© Ferrari S.p.A. / 2014年フェラーリ・チャレンジ・ヨーロッパ

ポルティマオのアルガルヴェ国際サーキットで行われたフェラーリXXプログラム
© Ferrari S.p.A. / フェラーリXXプログラム

アルガルベ・サーキット全景、2020年F1ポルトガルGP
© Alfa Romeo Racing

コースレイアウト

アルガルベ・サーキットのコースレイアウト図

レイアウトは全長3,465m~4,684mまでの32種類がある。メインストレートは969mで設計はリカルド・ペーニャ。高低差が大きく現代的なサーキットという点においては、米国オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズに似ているが、インテルラゴス・サーキットを彷彿とさせる部分もある。

大部分は流れるようなリズムが要求される高速セクションで、ターン1・2・6・7・9・12・15は時速250kmオーバーが予想される。F1ドライバー達の多くが好む要素の全てが揃っている一方で、低速セクションも兼ね備える。

起伏激しいアルガルベ・サーキットのトラック、2020年F1ポルトガルGP

ホームストレートや、ターン4からターン5にかけてはダウンヒルの難しいブレーキングが要求され、高低差が生み出すブラインドコーナーや、上手く脱出するのが難しい高速バンクコーナーなどが特徴の一つ。

ランオフエリアは広く取られているが、いずれもアスファルトではなくグラベルトラップであり、この点は古き良きオールドサーキットを感じさせる。

DRSゾーンはホームストレートの1箇所。ターン10には、2008年にブランズハッチで行われたスーパーバイク世界選手権のレース中に事故死したクレイグ・ジョーンズの名がつけられている。当時所属していたパーカルガー・ホンダチームの所有者パウロ・ピニェイロが、アルガルベ・サーキットのオーナーであった事から、その功績を讃えてコーナー名とすると共に、オマージュ彫像がフィニッシュラインに建てられた。

24時間稼働が可能。また、最新のレイン・シミュレーション・システムを備えており、ウェットコンディションでのマシンパフォーマンスやタイヤのテストにも使用できる。

コースレコード

1ラップの史上最速タイムは2009年1月21日にスクーデリア・トロロッソSTR3をドライブしたセバスチャン・ブエミの1分27秒987となっている。

ラップレコード
コースレコード
1:27.987(ブエミ/Toro Rosso、2009年)

歴史

開業は2008年11月2日。オープンニングイベントは世界スーパーバイク選手権の最終ラウンドだった。建設はわずか7ヶ月。2008-09年の冬にはF1のプレシーズンテストの舞台としても使われた。

これまでにFIA GT選手権やGP2シリーズ、FIA-世界ツーリングカー選手権、A1グランプリなどで使用されたほか、ジェレミー・クラークソンら元Top Gearの3人組がホストを務めるAmazonプライムビデオの「ザ・グランドツアー」の記念すべき第一作「決定!最速のハイブリッドハイパーカー(邦題)」の撮影地として使われた事もある。撮影は2016年に行われ、アルガルベ・サーキットにはマクラーレンP1、ポルシェ918、ラ・フェラーリの3台が持ち込まれた。

サーキットの場所と航空写真

高速道路A22から北へ約4.5kmのところにある。ポルティマンやラゴスの街からは車で15分ほど。

写真

アルガルベ国際サーキットのホームストレート
© courtesy of MotoGp

アルガルベ国際サーキット
© courtesy of MotoGp

アルガルベ国際サーキットのグランドスタンドとホームストレート
© courtesy of MotoGp

アルガルベ・サーキット全景、2020年F1ポルトガルGP

アルガルベ・サーキットの看板、2020年F1ポルトガルGP

アルガルヴェ国際サーキットのホームストレートのピットロードとポルシェ911 GT2 RS

アルガルヴェ国際サーキットでテストを行うポルシェGT2 RS、2017年11月20日

アルガルヴェ国際サーキットでテストを行うAMGカスタマースポーツ

ポルティマオのアルガルヴェ国際サーキットで行われたフェラーリXXプログラム