フェルスタッペン、アルガルベは「最高にクール!ウェットだと尚更」GTでの事前テスト活かせるか?
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、24年ぶりの復活を遂げた2020年FIA-F1世界選手権第12戦ポルトガルGPに先立って抱負を語った。舞台は初開催のアルガルベ・サーキットだ。
フェルスタッペンは今年1月に、アルファルヴェで2日間に渡ってGT3マシンでのプライベートテストを実施しているが、実戦経験やF1マシンでの走行経験はない。
下位カテゴリ時代にアルガルベでレースをした事のあるドライバーは、ダニエル・リカルドやバルテリ・ボッタスなど8名いるが、F1マシンを走らせた事のある者はルイス・ハミルトン(2009年のF1テスト)とランド・ノリス(2017年のプライベートテスト)の2名のみだ。
フェルスタッペンは現在、リタイヤ(オーストリア、イタリア、トスカーナ)以外の全てのレースで表彰台に上がり計147ポイントを獲得。ドライバーズランキング2位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)に対して14ポイント差に迫る3位につけている。
マックス・フェルスタッペンF1ポルトガルGPに向けて
今年の初めにGTマシンでポルティマオを走ったようですが
アルガルベ・サーキットは素晴らしいコースだよ!滞在した数日のほとんどは雨だったけど、それでもドライブするのは楽しかった。特にウェットだと尚更ね。
コースの特徴を教えてください
高低差が大きくてコースレイアウトも最高にクールだ。少しテクニカルな側面もあるけど、全体としては高速サーキットだから、F1マシンを走らせるのが今から本当に楽しみなんだ。新しいトラックは誰にとっても未経験だし、様々な要素が絡み合うレースになるから面白い。僕は新しいコースでレースをするのは好きだ。
前戦ドイツでは再びメルセデスに割って入りました。ポルトガルでは何を期待しますか?
ニュルブルクリンクでは良い週末を過ごすことができた。マシン開発の点でも一歩前進できたと思う。メルセデスとのギャップが縮まったように思えたのは本当にポジティブなことだし、この新しいコースで何ができるか楽しみにしている。
F1初開催を迎えるアルガルベ・サーキットは全長4,684m、コーナー数は15と、高低差が大きく現代的なサーキットという点においてはサーキット・オブ・ジ・アメリカズに似ているが、インテルラゴス・サーキットを彷彿とさせる部分もある。DRSゾーンはホームストレートの1箇所。
一帯は「アルガルヴェ・モータースポーツパーク」と呼ばれており、カートコースやオフロードコース、屋内スイミングプールやフィットネスセンターなどを擁する5つ星ホテルやビジネス・インキュベータなどを備える。
F1ポルトガルGPは、日本時間10月23日(金)19時からのフリー走行1で幕を開ける。