アルガルベ国際サーキットのグランドスタンドとホームストレートcopyright MotoGp

初開催のアルガルベ、レース経験者は僅か8名…メルセデスとレッドブル・ホンダの差は縮まる? / F1ポルトガルGP テレビ観戦ガイド

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2020年シーズンのF1第12戦ポルトガルGP(Formula 1 Heineken Grande Prémio De Portugal 2020)が、10月23日(金)から10月25日(日)までの3日間の日程で開催される。

舞台となるのはF1初開催を迎えるポルティマオのアルガルベ・サーキットだ。現地ポルトガルと日本の時差は8時間で、前戦ドイツよりも1時間大きい。各セッションは日本時間19時~24時の時間帯にかけて開催される。

アルガルベとF1との歴史は浅いが、ポルトガルとF1との歴史は深い。過去これまでにポルトガルでは16回の世界選手権が開催されてきた。最初の3回はボアビスタとモンサントのサーキットを行き来したが、1984年から1996年にかけてはエストリルが主役の座についていた。

ポルトガルGPが最後に行われたのは1996年で、この時はジャック・ビルヌーブが優勝を飾った。

今季もF1の地上波やBSでのテレビ中継は行われない。視聴に際しては有料放送か有料ネット配信サービスを利用する必要があるが、いずれも無料期間を設けているため上手く利用したい。

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コース及びレース概要

アルガルベ国際サーキットのホームストレート
courtesy of MotoGp

リカルド・ペーニャ設計の全長4,684mのコースはポルトガル南部のアルガルヴェ地方の北部丘陵地帯に位置しており、全体が畝るような起伏を持つ。レイアウトは全長3,465m~4,684mまでの32種類があり、今回使われるのはその中で最長のレイアウトだ。

全体としては高速サーキットの部類で、969mのホームストレート並びにターン5にかけての下り坂でのブレーキング、高低差が生み出すブラインドコーナーなどが特徴の一つと言える。

アルガルベ・サーキットのコースレイアウト図

ランオフエリアは広く取られているが、いずれもアスファルトではなくグラベルトラップであり、この点は古き良きオールドサーキットを感じさせる。

DRSゾーンはホームストレートの1箇所。ターン10には、2008年にブランズハッチで行われたスーパーバイク世界選手権のレース中に事故死したクレイグ・ジョーンズの名がつけられている。

現在のラップレコードは、2009年のF1テストで記録された1分27秒台だが、シミュレーションでは1分14秒台のポールラップが予想されている。

コース解説:アルガルベ・サーキット

主な見どころ

ストロールは復帰する?

前戦アイフェルGPでは、レーシングポイントのランス・ストロールが体調不良を訴えて、”スーパーサブ”のニコ・ヒュルケンベルグが代理出走を果たし、見事な成績を収めてみせた。

ストロールは今週末のポルトガルで復帰する見通しだが、トレーニングができない状態が続いていただけに、週末を通してどのように改善していくのか、また、100%万全の状態で走れるのかが注目される。

アルガルベでのレース経験者は8名

F1でのレースが開催された事はないが、他のカテゴリーは別だ。アルガルベ・サーキットでのレース経験者は8名いる。

ダニエル・リカルドとバルテリ・ボッタスは2009年のイギリスF3で、セルジオ・ペレスは2009年のGP2で、シャルル・ルクレール、ジョージ・ラッセル、アレックス・アルボン、ランス・ストロール、アントニオ・ジョビナッツィは2015年のヨーロッパF3でそれぞれレースをしている。

F1マシンでアルガルベ・サーキットを走行した事があるのは2名。2009年1月のテストではルイス・ハミルトンが、2017年のテストではランド・ノリスが旧車を使用して、いずれもマクラーレンを駆った。

メルセデスとレッドブル・ホンダの差は縮まる?

メルセデスのトト・ウォルフ代表が現行マシンの開発終了を認めた事で、レッドブル・ホンダ、特にマックス・フェルスタッペンがブラック・アローの脅威となる可能性が高まっている。

コンストラクターズ選手権での4位争いも熱を帯びてきており、レーシングポイント、マクラーレン、ルノーが激しい3位争いを繰り広げている。

週末の現地天気

開幕前日は雷を伴う雨が予想されているが、週末3日間は概ね晴れる見通しだ。

ニュルブルクリンクでは気温10度程度の寒い気候に見舞われたが、ポルティマオでは20度近くにまで上がる予報が出ている。

日付 天気 最高気温 最低気温 降水確率
10月23日(金) 19℃ 14℃ 0%
10月24日(土) 18℃ 14℃ 0%
10月25日(日) 晴時々曇 18℃ 13℃ 0%

開催スケジュールと放送日程

ポルトガル・グランプリは3回のフリー走行と予選、そして決勝の全5セッションで構成される。FP1は日本時間10月23日(金)19時に開始され、決勝は25日(日)22時10分にフォーメーションラップを迎える。フジテレビ及びDAZNともに、フリー走行、予選、決勝の全セッションがノーカット生中継される。

フジテレビNextの解説・実況は現時点で発表されておらず未定。放送開始時刻は、フリー走行と予選がセッション開始10分前、決勝は40分前となる。

スポーツチャンネルDAZNでは、小倉茂徳、田中健一、笹川裕昭の各氏が実況・解説を行う。国際映像以外にもライブタイミングやオンボードカメラ映像を一つの画面で楽しめる「F1ゾーン」が決勝で配信される。下記はすべて日本時間。

セッション
開始時間
CS放送
フジテレビ
ネット配信
DAZN
FP1
10月23日(金)
19:00-20:30 18:50- 19:00-
FP2
10月23日(金)
23:00-24:30 22:50- 23:00-
FP3
10月24日(土)
19:00-20:00 18:50- 19:00-
予選
10月24日(土)
22:00- 21:50- 22:00-
決勝
10月25日(日)
22:10- 21:30- 21:10-

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タイヤ選択

起伏激しいアルガルベ・サーキットの過酷な要求に対処すべく、公式タイヤサプライヤーのピレリは最も硬いレンジのC1~C3コンパウンドを投入する。

今シーズンのコンパウンドは昨年型と全くの同一仕様ながらも、昨シーズンまでとは異なりアロケーションは全ドライバー共通の固定制で、第12戦に関してはハードを多めに配分するソフト7セット、ミディアム3セット、ハード3セットに固定される。参考:2020年F1後半7戦のコンパウンド

  • ハード: C1
  • ミディアム: C2
  • ソフト: C3

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