2022年F1第7戦モナコGP土曜3回目のフリー走行が現地5月28日に行われ、レッドブルのセルジオ・ペレスが今週末の全体ベストとなる1分12秒476をマーク。公式予選前最後のプラクティスでタイムシートのトップに立ち、ポール争いに名乗りを上げた。

初日の両セッションを制した地元出身のシャルル・ルクレール（フェラーリ）は残り3分の時点でトップに立っていたものの最後に逆転を許した。ペレスには1000分の41秒及ばなかった。3番手には僚友カルロス・サインツが続いた。

マックス・フェルスタッペンは4番手。最速を刻んだチームメイトからは0.405秒遅れた。トラフィックとアンダーステアに不満を訴えた。

グランプリ2日目を迎えた現地モナコは晴れ渡り、予選結果を占うセッションは気温27℃、路面51℃のドライコンディションでスタートした。トラック・エボリューションも相まって、各車、段階的にタイムを縮めていく展開で、タイムシートの並びは最後まで慌ただしく移り変わった。

トップ争いの主役はルクレールとペレス。一時は1分13秒297の全くの同タイムでトップに並んだ瞬間もあった。

中団最上位の5番手を記録したのはアルファタウリのピエール・ガスリー。初日にその座を連取したランド・ノリス（マクラーレン）を1000分の16秒差で6番手に抑えた。チームメイトの角田裕毅は11番手につけた。

ノリスのチームメイトで、初日にクラッシュを喫したダニエル・リカルドは僚友から0.894秒遅れの16番番手でヘルメットを脱いだ。

タイトで短いモンテカルロ市街地コースにおいてトラフィックは常に論争の的だ。9番手タイムをマークしたジョージ・ラッセル（メルセデス）はペレスに、13番手のセバスチャン・ベッテル（アストンマーチン）はサインツに対し、如何に相手方の走りが危険であったかについて無線で不満をぶちまけた。

サンテボーテのエスケープはこの日も人気で、サインツや角田裕毅、ランス・ストロール（アストンマーチン）が飛び出した。ストロールはプールサイド・シケインの2個目のアウト側ガードレールに右フロントをぶつけ、翼端板を破損させる場面もあった。

全3ラウンド、計1時間が予定される2022年F1モナコグランプリ公式予選は、日本時間5月28日(土)23時からモンテカルロ市街地コースにて行われる。

2022年F1第7戦モナコGPフリー走行3（FP3）リザルト

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