セルジオ・ペレス、連日の謝罪「しばらく記憶にないほどに最悪」フェルスタッペンとの差は一気に39点に
昨年のモナコウィナー、セルジオ・ペレス(レッドブル)は予選でのクラッシュに続き、決勝ではジョージ・ラッセル(メルセデス)やランス・ストロール(アストンマーチン)、ケビン・マグヌッセン(ハース)らと接触。F1第7戦モナコGPをポイント圏外16位でフィニッシュした。
最後尾からスタートし、1周目を終えてハードタイヤに交換。ファステストを刻みながらクリアラップでプッシュしていた中盤までは良かったが、ヌーベル・シケインでヒュルケンベルグと接触して左翼端板を破損。36周目に交換を強いられ、19番手と振り出しに戻って以降は全く良いところがなかった。
「こんなミスは許されない。兎に角、チーム全員に謝るしかない」ペレスの口から謝罪の言葉が出るのは不可避だった。
「しばらく記憶にないほど最悪の週末だった。すべてがうまくいかず、今日は予選で犯した酷いミスの代償を払う事になった」
「今日だけじゃなく、週末全体のパフォーマンスに本当にがっかりしている。昨日のミスがかなり大きな代償になる事は分かっていた。究極的には25ポイントに相当する」
「コンディションはトリッキーで、雨が降り始めた時は好転するかもという期待もあったけど、そうはならず残念だ。他にできる事はあまりなかったように思う」
「結局は昨日のミスが全てだった。酷い週末になってしまったから、今は兎に角、ここから流れを変えていきたい」
「チャンピオンシップにはまだ望みがあるけど、これ以上、ノーポイントを繰り返す余裕はない。次のバルセロナでいつものレベルに戻れることを心から願っている」
「すぐにでも次の勝利を掴んで、これからは完璧なレースを戦わなきゃならない。数日後に次のレースが控えているのは有り難いね」
チームメイトで選手権首位のマックス・フェルスタッペンはポール・トゥ・ウインを飾った。ランキング2位のペレスとの差は14ポイントから一気に39ポイントにまで拡大した。
終盤の雨で混乱が生じた2023年F1第7戦モナコGP決勝レースでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウインを飾り、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)が2位に、エステバン・オコン(アルピーヌ)が3位表彰台に上がる結果となった。
カタロニア・サーキットを舞台とする次戦スペインGPは6月2日のフリー走行1で幕を開ける。